82 lines
7.5 KiB
JSON
82 lines
7.5 KiB
JSON
{
|
||
"357000811_0": "キラっと集合ッ!",
|
||
"357000811_1": "「ま、まずいぞ!? 他のキラメイジャーと、\\n シンフォギア装者もこの会場に向かっているらしい!」",
|
||
"357000811_2": "「落ち着け! オレのトオセン音波は発動したままだ!\\n 壁に阻まれ、ここに来ることはできん!」",
|
||
"357000811_3": "「たとえ突破する方法を見つけたとしても、\\n こいつらは既に限界だ!」",
|
||
"357000811_4": "「く……ッ!」",
|
||
"357000811_5": "「――雪音さんは、何か好きなこととか、\\n 得意なことってある?」",
|
||
"357000811_6": "「は? なんだよ、こんな時にッ!」",
|
||
"357000811_7": "「なんでもいいんだ。\\n 教えてくれないかな?」",
|
||
"357000811_8": "「…………」",
|
||
"357000811_9": "「ね? お願い!」",
|
||
"357000811_10": "「……唄うことだよ」",
|
||
"357000811_11": "「おお、やっぱりそうなのか!\\n 戦ってる時もずっと唄ってるもんな!」",
|
||
"357000811_12": "「いや、それはギアを使うためで……」",
|
||
"357000811_13": "「でも、唄うこと自体も好きなんだよね?」",
|
||
"357000811_14": "「まぁ……正直、嫌いだったこともあるけど……」",
|
||
"357000811_15": "「今は違う。\\n 歌は、誰かを護るための勇気をくれる……」",
|
||
"357000811_16": "「歌は、誰かと通じ合うための手段だって、\\n あたしも信じてるから……」",
|
||
"357000811_17": "「へへっ、いいこと言うじゃねぇか!」",
|
||
"357000811_18": "「うん、カッコいい!」",
|
||
"357000811_19": "「か、カッコいいッ?\\n そ、そんな大層なお題目じゃないだろうよ……」",
|
||
"357000811_20": "「オウーイ! オレをハブって盛り上がってると思ったら、\\n 何をくだらないことを話してるんだ!」",
|
||
"357000811_21": "「所詮、音楽など愚民を集めるための道具に過ぎないだろ!\\n いや、闇エナジーを集めるためにも使えるか……」",
|
||
"357000811_22": "「お前……ッ!」",
|
||
"357000811_23": "「あんな奴の言うことなんて気にしないで。\\n それより、俺たちと一緒に唄おう!」",
|
||
"357000811_24": "「えッ……いやまあ、そりゃ戦うんだから唄うけど……」",
|
||
"357000811_25": "「戦うためだけじゃないよ!」",
|
||
"357000811_26": "「お前が、誰かを護って、通じ合うための歌が好きなら、\\n そういう歌を唄うんだ!」",
|
||
"357000811_27": "「雪音さんがキラキラ輝くために!」",
|
||
"357000811_28": "「輝くために唄う……?」",
|
||
"357000811_29": "「うん! 君ならできるはずだよ!」",
|
||
"357000811_30": "「ああ、聴かせてくれ!」",
|
||
"357000811_31": "「Oh! いくらここがライブ会場だからって、\\n 勝手に唄わないでくれないかー!」",
|
||
"357000811_32": "「そ、それじゃ……唄うぞ……」",
|
||
"357000811_33": "「――って、聞いてないのかよー!」",
|
||
"357000811_34": "「〜〜♪ 〜〜♪」",
|
||
"357000811_35": "「これが彼女の歌……、戦うためじゃなくて……、\\n 好きな想いを込めた歌声……」",
|
||
"357000811_36": "「ああ、綺麗な歌声だな……」",
|
||
"357000811_37": "「〜〜♪ 〜〜♪」",
|
||
"357000811_38": "「うーん、聴いてたら我慢できなくなってきた!\\n 俺も唄おうっと」",
|
||
"357000811_39": "「そうだな! オレも唄うぜ!」",
|
||
"357000811_40": "「〜〜♪ 〜〜♪」",
|
||
"357000811_41": "「〜〜♪ 〜〜♪」",
|
||
"357000811_42": "「Oh……これどういう状況……?\\n 君たち、オレたちのことは無視?」",
|
||
"357000811_43": "(これは……あいつの歌? 一緒に唄ってるのか……)",
|
||
"357000811_44": "(なんだろう……唄っていたら、\\n さっきまでの不安が少しずつ消えていく気がする……)",
|
||
"357000811_45": "「――くッ、この見えない壁、すっごく硬いデスッ!」",
|
||
"357000811_46": "「壊せる気配すらしないよ――、\\n ん? 待って、何か聴こえない?」",
|
||
"357000811_47": "「通信機からデスッ! これは……」",
|
||
"357000811_48": "「どなたかが唄っているようですね」",
|
||
"357000811_49": "「これ……全然壊れる気配がないです……」",
|
||
"357000811_50": "「どうやら、コンサート会場をぐるりと囲んでるみたいね。\\n せっかくたどり着いたと思ったのに……」",
|
||
"357000811_51": "「中に入れないじゃなーい!」",
|
||
"357000811_52": "「あ……通信機から何か聴こえる」",
|
||
"357000811_53": "「エモい歌声……」",
|
||
"357000811_54": "「ようやくコンサート会場が見えてきたな……。\\n ここに来るまでに、随分と時間をかけてしまった……」",
|
||
"357000811_55": "「あれだけの数のベチャットを倒し、\\n 市民も救っていたのだから仕方ない」",
|
||
"357000811_56": "「そうだよ!\\n ほとんどアネゴ1人で戦ってたんだから!」",
|
||
"357000811_57": "「……何か聴こえないか?」",
|
||
"357000811_58": "「通信機からだが……これは雪音の……?」",
|
||
"357000811_59": "「クリスちゃんの歌ですよッ!」",
|
||
"357000811_60": "「それに……かすかに充瑠の声も聞こえるな……」",
|
||
"357000811_61": "「随分と気持ちよく唄ってるようだが、\\n 敵は倒したのかのぉ……?」",
|
||
"357000811_62": "「倒してたらこの壁もなくなってるはずだろ。\\n ったく、どうすりゃいいんだよ、コレ……」",
|
||
"357000811_63": "「……それじゃわたしたちも唄いましょうッ!」",
|
||
"357000811_64": "「うぉい! いきなりなんの話だよ!」",
|
||
"357000811_65": "「クリスちゃんの歌を聴いてたら、\\n わたしもなんだか唄いたくなって……」",
|
||
"357000811_66": "「うむ、そうじゃな。\\n では儂も十八番を披露してやるか」",
|
||
"357000811_67": "「いや、もう好きにしてくれ……」",
|
||
"357000811_68": "(感じる……仲間の歌声が……あたしに届いてる……ッ!\\n そうか……不安なんて気のせいだったんだ……)",
|
||
"357000811_69": "「ククク……バカめ! こいつら自分の歌に酔って、\\n 完全に周りが見えなくなってるぜ……!」",
|
||
"357000811_70": "「ここは、こっそり不意打ちを……、\\n まずはお前からだ――!」",
|
||
"357000811_71": "「――やらせるかッ!」",
|
||
"357000811_72": "「な!? 気づいてたの……?」",
|
||
"357000811_73": "「当たり前だろッ!\\n さっきから、ぶつぶつとうるせえんだからッ!」",
|
||
"357000811_74": "「だから、さっさとやればいいって言ったろ、オレ!」",
|
||
"357000811_75": "「黙れ、オレ! お前だって人に任せきりだったくせに!」",
|
||
"357000811_76": "「ごちゃごちゃ揉めるんじゃねぇッ!\\n あたしはそういうの待たねえぞッ!」",
|
||
"357000811_77": "「Oh! オレたちよ、仲間割れしてる暇はないぜ!」",
|
||
"357000811_78": "「アイツはやる気満々だ! こっちも本気で行くぜー!」",
|
||
"357000811_79": "「どんな歌を唄ったところで、もう遅い!\\n ミュージック・<ruby=ジャ>THE</ruby>・メンのチームワークを見るがいい!」"
|
||
} |