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2021-02-15 14:14:05 +01:00

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{
"355000911_0": "金色に輝く想い出",
"355000911_1": "「助けに来た、だと?」",
"355000911_2": "「傲慢だね、それは。\\n 僕は進んで従っているんだよ、我が主にッ」",
"355000911_3": "「…………」",
"355000911_4": "「ほう、ならばその主とやらに聞いてやろう」",
"355000911_5": "「オレの名前はキャロル・マールス・ディーンハイムッ!\\n この名前に聞き覚えはないかッ」",
"355000911_6": "「マールス……ディーンハイム……」",
"355000911_7": "「……ッ!?」",
"355000911_8": "「動揺したのか?\\n ――カストディアンが、らしくないではないか」",
"355000911_9": "「その反応で確信した。\\n あいつは、<ruby=アヌンナキ>神</ruby>などではない……ッ!」",
"355000911_10": "「では、なぜアダムは奴に従って……ッ!」",
"355000911_11": "「奴は蛇の力を宿した聖遺物を持っている」",
"355000911_12": "「あまりにも有名だろう、\\n 蛇に騙されるアダムの逸話と言うのは……ッ」",
"355000911_13": "「まさか、旧約聖書の……」",
"355000911_14": "「『蛇だからアダムを騙すことができる』と、\\n そんなことが……ッ」",
"355000911_15": "「シンプルゆえに確固たる概念だ。\\n そうだろう」",
"355000911_16": "「……ッ!」",
"355000911_17": "「この隙に、無理やりにでも引き戻してやる……ッ!」",
"355000911_18": "「何をしたのだ、我が主にッ!」",
"355000911_19": "「オレは名乗っただけだ。\\n アダム、お前はイザークを覚えているかッ」",
"355000911_20": "「ああ。いたね、そんな男が。\\n どうしたのかな、それが――ッ」",
"355000911_21": "「どうしただと? 腹心の友との語らいは、\\n お前にとっても大切な時間だったはずだッ」",
"355000911_22": "「思い出せ、交わした言葉をッ!\\n 誓い合った未来を……ッ」",
"355000911_23": "「主だけだよ、僕にとって、大切なのはッ!」",
"355000911_24": "「これを見ても、同じことが言えるのか……ッ!?」",
"355000911_25": "「なんだ、このみすぼらしい、\\n ブロー、チ、は……」",
"355000911_26": "(この、記憶……。\\n そうだ、僕は彼と、約束を交わして……ッ",
"355000911_27": "「世界を識る……か……」",
"355000911_28": "「そうだ。それこそが、僕の理想、\\n 人々が手を取り合う未来への近道だと思っている」",
"355000911_29": "「だから、残念だけど君の誘いは受けられないよ。\\n 錬金術師協会には入れない」",
"355000911_30": "「まだ、1人で進めなければならない研究があるんだ」",
"355000911_31": "「そうか……」",
"355000911_32": "「ただ、こんな僕は、君たち錬金術師協会にとって\\n 危険分子でしかないだろう。抵抗はしないよ。さあ――」",
"355000911_33": "「ク……ハハハハハハッ!」",
"355000911_34": "「――ッ!?」",
"355000911_35": "「傲慢な考えなのではと思ったこともあった。\\n 人ならざる身で人々を導こうなどと……」",
"355000911_36": "「しかし、いたとはッ!\\n 同じ、いやもっと壮大な夢を抱く人間がッ」",
"355000911_37": "「えっと、どうしたのかな?」",
"355000911_38": "「捕らえることはしない、君を」",
"355000911_39": "「なぜ……」",
"355000911_40": "「ただし、手伝わせてほしい、君の夢をッ!」",
"355000911_41": "「――ッ!」",
"355000911_42": "「同志ということだよ、つまりね」",
"355000911_43": "「もっと聞かせてほしい。\\n 君の夢を、君の理想を――ッ」",
"355000911_44": "「そうだ。こうして僕たちは出会い、\\n 語り合った、互いの理想を」",
"355000911_45": "「そして誓ったはずだ。\\n 求め続けることを、その理想を……ッ」",
"355000911_46": "「だが、悟っていたんだ、\\n 彼は自分に振りかかる運命を……」",
"355000911_47": "「……アダム」",
"355000911_48": "「なんだい?」",
"355000911_49": "「もし、もしもだ。\\n 僕に万が一のことがあったら……キャロルのことを頼む」",
"355000911_50": "「不吉な仮定だね、随分と」",
"355000911_51": "「あくまで、もしもの話さ」",
"355000911_52": "「だがいいのかい、僕なんかで?」",
"355000911_53": "「君にしか頼めないよ、こんなことは」",
"355000911_54": "「わかった。任せてくれ」",
"355000911_55": "「ぐ……ああ……ッ!」",
"355000911_56": "「アダムッ!?\\n どうしたというのだ……ッ」",
"355000911_57": "「僕は、どうして……」",
"355000911_58": "「お前の創造主は余だ。\\n お前は神に従わなければならない。そうだろう」",
"355000911_59": "「そうだ……。",
"355000911_60": " 絶対の存在、あなたこそ……ッ!」",
"355000911_61": "「く……ッ! 呪縛が解けない……。\\n 概念の縛鎖は解けないというのか……ッ」",
"355000911_62": "「聞けッ! アダムッ!」",
"355000911_63": "「本当にそいつがお前のマスターなのかッ!?」",
"355000911_64": "「レイア……」",
"355000911_65": "「――ッ!?」",
"355000911_66": "「マスターとは、\\n 決して縛り付けるだけの存在ではないッ」",
"355000911_67": "「私は、マスターを護りたくて、\\n マスターの想い出の一部になりたくて従っているッ」",
"355000911_68": "「答えろッ!\\n お前の服従に、お前の意志はあるのか……ッ」",
"355000911_69": "「僕は……、僕の想いは……ッ!」",
"355000911_70": "「リンゴのブローチ……」",
"355000911_71": "「どうしたというのだ、アダムッ!」",
"355000911_72": "「思い出しただけさ、大切な友人との約束を。\\n そして、君に仕える理由が無いことを」",
"355000911_73": "「なんだとッ!?\\n 創造主の言葉が聞けないと――」",
"355000911_74": "「その友人は、記憶の彼方で教えてくれた。\\n 人の意識を己が欲望のために操り、力と変えた存在をッ」",
"355000911_75": "「――ッ!?」",
"355000911_76": "「覚えがあるよ、とある聖遺物に」",
"355000911_77": "「『ヴィーヴルの瞳』と呼ばれる宝石だ。\\n 大した力は持っていなかったが、『蛇』の力を宿していた」",
"355000911_78": "「それが、偽りの神の正体というわけか」",
"355000911_79": "「僕はそれに、抗うことができなかった……\\n この身の名が『アダム』ゆえにね」",
"355000911_80": "「だが、思い出したんだ。\\n 名前なんかより、大切なものを」",
"355000911_81": "「友との約束をッ!\\n そして、僕自身の理想をッ」",
"355000911_82": "「蛇がアダムを騙すなら、\\n リンゴを食べたことでアダムは真実に気づくんだ」",
"355000911_83": "「一方的に聖遺物を利用したつもりだったようだが\\n 詰めが甘かったな」",
"355000911_84": "「…………」",
"355000911_85": "「僕は助けられなかった、大切な友人の命を」",
"355000911_86": "「だから守ろうとしたんだ。交わした約束だけは……ッ!」",
"355000911_87": "「なのに、キミを傷つけようとしてしまうとは……」",
"355000911_88": "「オレを護ろうなどと、おこがましいぞッ!」",
"355000911_89": "「ッ!?」",
"355000911_90": "「パパの願いは、相互にわかり合うことだろう。\\n それは、どちらかからの一方的な庇護ではないはずだ」",
"355000911_91": "「なるほど、そうかもしれないね。\\n 手を取り合おうか、それならば」",
"355000911_92": "「望むところだッ!\\n 共にあのペテン師を倒すぞッ」",
"355000911_93": "「生意気な……ッ!\\n 思い通りに行くと思うなよ……」",
"355000911_94": "「次なる手は、既に打ってある」"
}