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2020-05-15 23:42:43 +02:00

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{
"333000621_0": "「…………」",
"333000621_1": "「翼、大丈夫?」",
"333000621_2": "「あ、ああ、大丈夫だ……」",
"333000621_3": "「そうは見えないよ。\\n ……やっぱり、お父さんのことで悩んでるの」",
"333000621_4": "「…………」",
"333000621_5": "「よかったら、話してくれないかな?\\n 何か、力になれるかもしれないし」",
"333000621_6": "「……クリス」",
"333000621_7": "「……オレが風鳴家を嫌になって、\\n 先生に付いて逃げ出したって話はしただろう」",
"333000621_8": "「うん」",
"333000621_9": "「……オレは、あの家が大嫌いだったッ!\\n 子供のころから、色んな教育を受けされられて――」",
"333000621_10": "「何一つ好きなことはできず、\\n 全く、自由の無い生活だった」",
"333000621_11": "「父上も仕事で、ほとんど家にいない」",
"333000621_12": "「そして、風鳴家の者は、みんな口を揃えて言いやがる」",
"333000621_13": "「全ては護国、日本のためだって、な」",
"333000621_14": "「そんなオレの唯一の楽しみは、\\n 先生の話を聞くことだった」",
"333000621_15": "「先生は、風鳴家の中でも異質で、\\n 常に世界を旅して周ってたんだ」",
"333000621_16": "「よく、風鳴家が許していたね」",
"333000621_17": "「許されてたわけじゃない。\\n 先生が自分でその道を選んだんだ」",
"333000621_18": "「先生は、日本を護るためには、\\n 自身を鍛えなければならない――」",
"333000621_19": "「自分が世界を周っているのは修行のため、\\n そこで得た力と経験は、護国、日本のためになるッ ってさ」",
"333000621_20": "「うわ、なんだか先生っぽい」",
"333000621_21": "「だろッ!\\n 父上も含め、風鳴家の人間はみんな頭を抱えてたよ」",
"333000621_22": "「そんな先生の旅や修行の話を聞くのが、\\n オレの唯一の楽しみだったんだ」",
"333000621_23": "「でも、それは長くは続かず、先生は、父上と大喧嘩して、\\n 風鳴家を後にした」",
"333000621_24": "「それにオレは、迷わず付いて行ったよ」",
"333000621_25": "「先生と一緒にいたかったし、\\n なにより、これで風鳴家の呪縛から解放されるって思ってね」",
"333000621_26": "「そして、先生と修行しながら旅を続け、クリスと出会い、\\n 世界を護るため影護を立ち上げ、装者になった」",
"333000621_27": "「お父さんとは、風鳴家を出てから一度も会ってないの?」",
"333000621_28": "「ああ、つい先日会うまではな」",
"333000621_29": "「でも、一度、先生が父上に連絡したことがあるんだ」",
"333000621_30": "「危険な聖遺物を保持する米国に、父上から警告をしてもらうように」",
"333000621_31": "「それって、あの戦いの日の……?」",
"333000621_32": "「ああッ! でも父上は先生の言葉を無視したんだッ!」",
"333000621_33": "「だから、急いで影護があの聖遺物を奪還しようと動いて――、\\n その時の戦いで、先生は命を落とした」",
"333000621_34": "「父上が動いてさえいてくれれば、\\n 先生は死なずに済んだかもしれないッ」",
"333000621_35": "「だからオレは、父上を許さないッ!\\n 父上は、先生を殺したようなモなんだからッ」",
"333000621_36": "「なのに……」",
"333000621_37": "「あの子の言葉……?」",
"333000621_38": "「ああ、あの子、楽しそうに話していた。\\n どうして、あんな顔が出来る……」",
"333000621_39": "「あんな父上の傍にいて、どうして……」",
"333000621_40": "「うぅ………」",
"333000621_41": "「翼さん、大丈夫ですかッ!?」",
"333000621_42": "「だ、大丈夫だ……」",
"333000621_43": "「先輩、まさか……」",
"333000621_44": "「ああ、恐らく、そうだろう」",
"333000621_45": "(この感覚、そしてこの身体の不調……、間違いなく、\\n 精神的リンクの影響……まったく、厄介なものだな",
"333000621_46": "「――ッ!?」",
"333000621_47": "「ノイズですかッ!?」",
"333000621_48": "「そうだ、\\n 場所は、郊外だが、看過できるものではない」",
"333000621_49": "「特異災害はわたしたちの状況など、\\n 考慮しませんからね」",
"333000621_50": "「くそッ!\\n イズなんかの相手してる場合じゃないってのにッ」",
"333000621_51": "「だが、見過ごすわけにはいかない」",
"333000621_52": "「わかってるよッ!」",
"333000621_53": "「ノイズはわたしたちが引き受けますッ!\\n だから、一刻も早くシャロンちゃんを見つけてくださいッ」",
"333000621_54": "「わかったッ!」"
}