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"402001212_0": "「終わりですッ！」",
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"402001212_1": "「これでまた次のステージに……」",
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"402001212_2": "「次はどんなとこデスか？」",
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"402001212_3": "「今度は敵はいないみたい……、\\n でも……ううッ！」",
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"402001212_4": "「ものすごく大量の箱、ですね……」",
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"402001212_5": "「これを全部消せっていうの……ッ！？」",
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"402001212_6": "「数えきれないぐらいあるよ……」",
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"402001212_7": "「しかも何色あるデスかッ！？\\n ええっと、あのすごく遠いところにあるオレンジは――」",
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"402001212_8": "「まず紫を消して、水色を消して、それから黄色を……。\\n どこかに退かせるには……？ え……？」",
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"402001212_9": "「待って、黄色を動かしたらもう動かずに詰んでしまうわ。\\n だから、青をまず消さないといけないみたいね……」",
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"402001212_10": "「でも、青はすごく遠いところにあるよ？\\n 持っていくには、ええと、ええと……」",
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"402001212_11": "「どっちに動かしても青は詰んじゃうデスよッ！\\n だから先に……あれ、あれ？」",
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"402001212_12": "「わからない……複雑すぎる……」",
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"402001212_13": "「落ち着いて考えましょう」",
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"402001212_14": "「……ふむ」",
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"402001212_15": "「これは意図的に詰みが生じ易いように配置してある。\\n 計画的に動かねばどうにもならないだろう」",
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"402001212_16": "「計画的にと言われても、難しいです……」",
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"402001212_17": "（……少なくともミーナは装者の頭脳を買って助けたわけでは\\n なさそうだ。ならば、それを期待しても仕方ないだろう）",
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"402001212_18": "「……概ね把握した。俺が指示しよう。\\n お前たちは俺の指示通りに動いてもらいたい」",
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"402001212_19": "「これが解けるんデスかッ！？」",
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"402001212_20": "「造作もない」",
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"402001212_21": "「驚きです……」",
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"402001212_22": "「こんなに複雑そうなのに……」",
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"402001212_23": "「助かります。\\n それでは、指示をお願いできますか？」",
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"402001212_24": "「赤を手前に。\\n 次に白を左に退けて、空いた場所に奥の青を通す」",
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"402001212_25": "「まず赤を、こうですね」",
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"402001212_26": "「白を手前に退かせて――」",
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"402001212_27": "「あれ、次はなんデスか？」",
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"402001212_28": "「奥の青を空いた場所に通す、だ」",
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"402001212_29": "「青を空いたところに運んで……？」",
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"402001212_30": "「次はあの、左のほうの緑だ。\\n それを１つ左に」",
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"402001212_31": "「これを動かしておくことにどんな意味が――？」",
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"402001212_32": "「次にそこだ。そう、その紫を右奥まで押せ。\\n 先ほどの青の隣までだ」",
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"402001212_33": "「長考する様子が全くありませんが、\\n もしかして、最後まで計算できているのですか？」",
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"402001212_34": "「当然だ。こういったものは逆算して解法を導き出すものだと\\n 相場が決まっているからな」",
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"402001212_35": "「ちなみに、あとどれくらい動かすんですか……？」",
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"402001212_36": "「残り３８７手順だ。\\n 間違えると手数が増えることになるから、気をつけろ」",
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"402001212_37": "「……おい、言った傍から間違えるな」",
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"402001212_38": "「アタシデスかッ！？」",
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"402001212_39": "「……そうだ。紫は青の隣までと言っただろう。\\n 通り過ぎてどうする」",
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"402001212_40": "「お前たちに計算能力は期待していない。とにかく俺の指示を\\n 間違えないように遂行することだけを考えるんだ」",
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"402001212_41": "「……ちょっと悔しいけど、何も言い返せない」",
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"402001212_42": "「適材適所よ。仕方ないわ」",
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"402001212_43": "「ここにマムとかフィーネとかを連れてこれたなら、\\n ギャフンと言わせられるデスか」",
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"402001212_44": "「……そこまで対抗しなくても」",
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"402001212_45": "「……そう言えば以前、ベアトリーチェとの戦いの際に\\n その名前を口にしていたな」",
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"402001212_46": "「まさかお前たちの知る並行の可能性には、\\n 先史文明期の巫女が仲間となっている世界が存在するのか？」",
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"402001212_47": "「存在します。一度は敵対していましたけど、\\n 今はわたしたちに協力してくれています」",
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"402001212_48": "「わたしたちに、というより向こうの風鳴司令にって\\n 感じですけど……」",
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"402001212_49": "「大人な関係デスからね」",
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"402001212_50": "「フィーネが味方につく――。\\n まさかそんな可能性があるとはな……」",
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"402001212_51": "「フッ……どんなもんデスかッ！\\n 絆もまた、アタシたちの力なんデスッ！」",
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"402001212_52": "「微妙に説得力がある……のかな？」",
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"402001212_53": "（フィーネ……ベアトリーチェとも同化している、\\n 先史文明期の巫女――）",
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"402001212_54": "（これが仲間……つまり我々世界蛇を倒す側についている。\\n これは、どういうことなのか……？）",
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"402001212_55": "（フィーネは転生体。\\n 本来は転生時に人格まで乗っ取ると聞いたことがある）",
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"402001212_56": "（しかし、ベアトリーチェはベアトリーチェとしたまま。\\n また、この者たちの知るフィーネも差異がある）",
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"402001212_57": "（……転生先の影響を受けることがあるということか？\\n いや、最初は敵対していたと、この者たちも言っていた……）",
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"402001212_58": "（俺の知る並行世界のいくつかでは、フィーネはフィーネとして、\\n バラルの呪詛を解くために活動していた）",
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"402001212_59": "（そこにベアトリーチェやこの者たちと協力関係を結んだような\\n 例外は存在しない……）",
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"402001212_60": "（考えてみれば、この者たち……装者からしてイレギュラーだ。\\n 他の世界とは戦力だけでなく、装者の在り方も違う）",
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"402001212_61": "（我々とは大きく異なる可能性……\\n もしかしたら、ミーナはそれを感じとって――）",
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"402001212_62": "「すみません、考えているところ悪いんですが、\\n 次の指示をお願いできますか？」",
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"402001212_63": "「どこを動かすか教えてください」",
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"402001212_64": "「……こっちも指示をお願いします」",
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"402001212_65": "「……ああ、そうだったな。\\n 次は――」"
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