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2020-05-15 23:42:43 +02:00

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{
"337000411_0": "哀しき運命、喀血の咆哮",
"337000411_1": "「…………」",
"337000411_2": "「わたしは、この拳で……\\n 友達までも――」",
"337000411_3": "「あたしはもう、迷わないッ! 怖がらないッ!\\n 誰もが泣かない明日のためッ」",
"337000411_4": "「咆哮――ッ!」",
"337000411_5": "「や・め・ろおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」",
"337000411_6": "「きゃあああああああああああッ!!」",
"337000411_7": "「弓美さんッ!」",
"337000411_8": "「灰島さんは、\\n きちんと話せばわかってくれると言ったけど……」",
"337000411_9": "「そんな資格、わたしには――」",
"337000411_10": "「ここにいたのか、立花」",
"337000411_11": "「せっかく雨風凌げる廃病院に潜りこめたのだ。\\n 身体を休めておくにこしたことはないぞ」",
"337000411_12": "「雨風は凌げてるはずですが、\\n さっきクリスちゃんが寒い寒いッて――」",
"337000411_13": "「ふむ。この浜崎病院。閉鎖の憂き目にあった理由は、\\n 建てつけの悪さであったか、それとも――」",
"337000411_14": "「…………」",
"337000411_15": "「…………」",
"337000411_16": "「立花は、顔に出やすいな」",
"337000411_17": "「……翼さん……」",
"337000411_18": "「わたしはまた、ぶん殴ってしまいました。\\n 何とかしないとと思った瞬間、身体が勝手に動き出して……」",
"337000411_19": "「…………」",
"337000411_20": "「きちんと話せば何とかなったのかもしれません。\\n でも、その事に気付くのは、いつだって手遅れで――」",
"337000411_21": "「…………」",
"337000411_22": "「神殺しと呼ばれた立花は、\\n 次はカミサマにでもなるつもりなのか」",
"337000411_23": "「え?」",
"337000411_24": "「たしかに最善の方法が他にあったのかもしれない。\\n だが、瞬間の決断の連続に、正しさを選び続けられるのは――」",
"337000411_25": "「人ならざる俯瞰の視点――\\n 神の眼でも持たねばどだい無理な話であろう」",
"337000411_26": "「…………」",
"337000411_27": "「わたしとて、立花と同じ過ちを何度も犯し、\\n 幾度となく後悔を繰り返している」",
"337000411_28": "「翼さんも……?」",
"337000411_29": "「あの時、ああしてなければ――\\n あれをやれてたなら……」",
"337000411_30": "「だけど、『もしも』は仮定の話――」",
"337000411_31": "「過ぎ去った現実は何も変わらない」",
"337000411_32": "「クリスちゃん」",
"337000411_33": "「それでもわたしは、\\n そんなふうに自分の間違いを肯定できないよ……」",
"337000411_34": "「肯定じゃない。肯定する必要もない。\\n だけどこうして受け止めて、考え続けるのが大切なんだ」",
"337000411_35": "「……でも……」",
"337000411_36": "「だーかーらー、何様のつもりなんだ? このバカはッ!」",
"337000411_37": "「なじるのは構わないが、本当になじる事ができるのは、\\n これまでに一度も過ちを犯してないモだけなんだよッ」",
"337000411_38": "「自分にその資格があるなんて、\\n まさかのぼせあがってるんじゃないだろうなッ」",
"337000411_39": "「…………」",
"337000411_40": "「間違いを誇るのは言語道断だがッ!\\n それでも、間違った自分はちょっぴり誇ってやれッ」",
"337000411_41": "「……え……?」",
"337000411_42": "「間違うとか、後悔をするって事は、少なくとも――\\n 答えを出そうともがいた自分がいるって証だ」",
"337000411_43": "「……クリスちゃん……」",
"337000411_44": "「あたしもそう、あの時のステファンに気づかされた」",
"337000411_45": "「…………」",
"337000411_46": "「簡単に答えが出せなくても、\\n 悩み続ける事に意味があるのなら、わたしは――」",
"337000411_47": "(――雪音は強い。強くなった。\\n そして、立花も……",
"337000411_48": "(…………)",
"337000411_49": "(……だが、わたしはどうだ……?\\n 自分の弱さを、誰かの弱さを、果たして――",
"337000411_50": "(…………)",
"337000411_51": "「――創世さんッ!」",
"337000411_52": "「まったく――\\n 無事なら無事と、そう言いなさいよねッ」",
"337000411_53": "「ははは。無茶言うなって。\\n わたし、さっきまでひっくり返ってたんだから」",
"337000411_54": "「――でも……」",
"337000411_55": "「心配させてごめん。\\n そして、心配してくれてありがとう」",
"337000411_56": "「ありがとうは、こちらのセリフですわ」",
"337000411_57": "「躊躇したあたしの代わりに、あんたが無茶してくれたから――\\n こうしてまた、三人が一緒にいられるんだからッ」",
"337000411_58": "「……無茶……\\n ああッ、デヴァステイターッ」",
"337000411_59": "「そうだ、あの子はッ!?\\n あの子たちはッ」",
"337000411_60": "「急にどうしたのですか?」",
"337000411_61": "「あの子たちって――\\n 並行世界から来たっていう三人」",
"337000411_62": "「そうッ!」",
"337000411_63": "「ここにはいませんわ」",
"337000411_64": "「Dモジュールで怪物の力に取り込まれたあんたを倒した後、\\n あちこちを転々と逃亡して――」",
"337000411_65": "「違うッ!\\n あの子はあたしを倒したんじゃないッ」",
"337000411_66": "「どういうことでしょうか?」",
"337000411_67": "「わたしがこうして助かったのは――\\n あの子の力、シンフォギアのおかげなんだよッ」",
"337000411_68": "「――え……ッ!?」"
}