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"336000212_0": "「さっきまで、\\n S.O.N.G.の本部で戦っていたはずなのに……」",
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"336000212_1": "「ここって――」",
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"336000212_2": "「だな。リディアン音楽院だ。\\n しかも、フィーネに滅茶苦茶される前の……」",
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"336000212_3": "「恐らくわたしたちは、\\n ギャラルホルンの輝きに飲み込まれて……」",
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"336000212_4": "「どこかの並行世界に\\n 投げ出されたとみて間違いなさそうだな」",
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"336000212_5": "「いまだノイズが存在する、並行世界――」",
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"336000212_6": "「でも、いつもみたいに元の世界に帰るための\\n 帰還ゲートが見当たりません……ッ!」",
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"336000212_7": "「ゲートがッ!?」",
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"336000212_8": "「見当たらないといえば、\\n わたしたちが意識を失った隙にあの襲撃者の姿も――だな」",
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"336000212_9": "「トドメも刺さずにか?\\n ハッ、帰れないあたしらに、随分お優しいことで」",
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"336000212_10": "「……」",
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"336000212_11": "「そうだッ! さっきの交戦で、\\n 襲撃者のマントの下がチラリと見えたんです」",
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"336000212_12": "「マントの下? 中身の事か?」",
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"336000212_13": "「うん……、あれは間違いなく――\\n わたしたちの通う、私立リディアン音楽院の制服だった」",
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"336000212_14": "「リディアンのッ、制服ぅッ!?」",
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"336000212_15": "「旧校舎ということは、地下に二課の施設があるかもしれない。\\n まさか、あの敵は――」",
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"336000212_16": "「――しッ、靴音だッ!\\n 誰かが近づいてくるッ!」",
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"336000212_17": "「動くなッ! 侵入者どもッ!\\n 発砲の許可は下りているッ!」",
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"336000212_18": "「もしかして、この黒服さんたちは――」",
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"336000212_19": "「我々は、特異災害対策機動部二課ッ!\\n 速やかに身に纏った武装を解除するんだッ!」",
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"336000212_20": "「本部ッ、聞こえますか、本部ッ!\\n ノイズ反応の検知地点にて、不審人物を発見ッ!」",
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"336000212_21": "「指示をお願いしますッ!」",
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"336000212_22": "「指示も何も、豆鉄砲でどうにかできるあたしらじゃないぞ」",
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"336000212_23": "「――くッ、どうすれば……」",
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"336000212_24": "「どうにかするわよ」",
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"336000212_25": "「この声――、まさかッ!?」",
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"336000212_26": "「来てくれたのかッ!」",
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"336000212_27": "「みんな、お待たせッ!」",
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"336000212_28": "「そちらの方々が、二課敷地内への侵入者ですか?」",
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"336000212_29": "「へぇ、面白そうなの纏ってるじゃない」",
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"336000212_30": "「な、なんで、みんながここに……」",
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"336000212_31": "「だけど、その輝きは――\\n 悪の手先に、似合わないッ!」",
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"336000212_32": "「行くわよッ!」"
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