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"331000221_0": "「怪獣の力で怪獣と戦う。その答えが\\n この『3式機龍』ですッ!」",
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"331000221_1": "「デカいな……ッ!」",
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"331000221_2": "「ゴジラにそっくりよッ!?」",
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"331000221_3": "「その通りッ! 3式機龍は対ゴジラ兵器として、\\n 初代ゴジラの骨格をもとに設計しました」",
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"331000221_4": "「初代ゴジラッ!? そんなのもいたの……」",
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"331000221_5": "「伝達システムに、ゴジラの骨髄を元にした\\n DNAコンピュータを使用しています」",
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"331000221_6": "「従来ではありえなかった処理速度によって、生物的な素早い\\n 挙動を実現しているのですよッ!」",
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"331000221_7": "「へえ、これがゴジラみたいに動くってことか。\\n ……うーん……」",
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"331000221_8": "「何か気になる点が?」",
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"331000221_9": "「いや、3式機龍って名前もいいけど、ちょっと固いかなと\\n 思って。メカゴジラって呼ぶのはどうだ?」",
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"331000221_10": "「あら。いいわね、メカゴジラ」",
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"331000221_11": "「な、な、何を好き勝手に改名しようとしているのですかッ!\\n 絶対に許可できませんッ!」",
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"331000221_12": "「とにかく、ゴジラを倒すのは3式機龍ですッ!\\n 残念ながら、あなたたちは――」",
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"331000221_13": "「ウェル博士ッ!\\n どこへ行ってたんですかッ!?」",
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"331000221_14": "「って、あれ? お客様ですか?」",
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"331000221_15": "「ゴジラと戦った例の少女たちです。\\n 兵器開発室で預かることになったんですよ」",
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"331000221_16": "「マリアです」",
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"331000221_17": "「天羽奏だ、よろしくな」",
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"331000221_18": "「こちらこそよろしく。\\n 僕はアラン・緒川。アランでいいよ」",
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"331000221_19": "(この人、緒川さんの弟さんだわッ! 写真を見せてもらった\\n 記憶がある。仕事はホストをしているって聞いたけれど……)",
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"331000221_20": "「彼は技術者として、3式機龍に取り付ける\\n 兵器開発を担当しています」",
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"331000221_21": "「メインウェポンを担当していてね。\\n 『アブソリュート・ゼロ』って名付けたんだ」",
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"331000221_22": "「へえ、かっこいい名前だな」",
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"331000221_23": "「でしょ?」",
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"331000221_24": "「ですから、名前は『3式絶対零度砲』だと\\n 言っているでしょうッ!」",
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"331000221_25": "「僕の英雄譚として語り継がれるとき、メカゴジラや\\n アブソリュート・ゼロでは締まりが……」",
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"331000221_26": "「あ。いいですね、メカゴジラ」",
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"331000221_27": "「……」",
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"331000221_28": "「おっと、すみません」",
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"331000221_29": "「簡単に説明するとね、3式絶対零度砲はその名の通り、\\n 超低温の光線で対象を凍結、粉砕する最終兵器なんだ」",
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"331000221_30": "「なるほど……。いくらゴジラでも、凍結させてしまえば\\n 倒せるかもしれないですね」",
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"331000221_31": "「そういうことッ!\\n 博士、これでゴジラが倒せたらボーナスを弾んでくださいよ?」",
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"331000221_32": "「まったく、動機が不純ですね。\\n 腕はそこそこだと言うのに、もったいない」",
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"331000221_33": "「――話が逸れてしまいましたが、\\n 怪獣の力で怪獣と戦うとはそういうことです」",
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"331000221_34": "「DNAコンピュータによって実現した生物的な動きがあるから\\n こそ、3式絶対零度砲のような兵器も実装できるのですよ」",
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"331000221_35": "「ですから、ゴジラとの戦闘において、\\n あなたたちの出る幕は――」",
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"331000221_36": "「いや、シンフォギアにも怪獣の力を発現させる方法はあるッ!」",
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"331000221_37": "「なッ!?」",
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"331000221_38": "「なるほど、心象変化ね」",
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"331000221_39": "「心象変化ッ!?\\n 一体どういうことですかッ!」",
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"331000221_40": "「なるほどねぇ」",
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"331000221_41": "「装者の心象に呼応して見た目や機能が変化する……。\\n 実に面白い特性ですッ! ますます興味が湧きました」",
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"331000221_42": "「つまり、怪獣のことを強く心象に描くことができれば、\\n ギアが怪獣の力を宿した姿に変化する、ということですね」",
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"331000221_43": "「その前提がすごく難しいんだけどね。怪獣を心象に\\n 描くなんて、どうやったらいいか見当もつかないわ」",
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"331000221_44": "「いえ……それならあれを使えばひょっとしたら……」",
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"331000221_45": "「……ブツブツ言いながら出て行っちゃったけど、大丈夫なのか?」",
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"331000221_46": "「あんなだけど博士は天才だから、\\n そこは安心してもいいと思うよ」",
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"331000221_47": "「悔しいけれど、確かにその通りなのよね……」",
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"331000221_48": "「そうなんだな」",
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"331000221_49": "「っと、もう帰ってきたみたいだ」",
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"331000221_50": "「ありましたッ! 僕の発明品」",
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"331000221_51": "「その名も『サイコトロニックジェネレーター』ですッ!」"
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