63 lines
5.0 KiB
JSON
63 lines
5.0 KiB
JSON
{
|
||
"339000331_0": "「……見つからないわね」",
|
||
"339000331_1": "「この辺りにはもういないのかもしれないデス」",
|
||
"339000331_2": "「でも、あのおじいさんの話だと、\\n 女の子もこの辺りには詳しくないみたいだし」",
|
||
"339000331_3": "「そういえば、あのおじいさんはどこに行ったんデス？」",
|
||
"339000331_4": "「あそこのベンチに座っているわ。\\n 捜し疲れているみたいだし、少し休ませてあげましょう」",
|
||
"339000331_5": "「そうデスね。\\n その間にアタシたちが、女の子を見つけてきてあげるデスよ」",
|
||
"339000331_6": "「ねえ、そこの人たち」",
|
||
"339000331_7": "「えッ……わたしたちのこと？」",
|
||
"339000331_8": "「うん、さっきからこの辺をうろうろしてるみたいだけど、\\n 何をしてるの？」",
|
||
"339000331_9": "「女の子を探しているんです」",
|
||
"339000331_10": "「へー、そいつは大変だね」",
|
||
"339000331_11": "「もしかして手伝ってくれるんデスか？」",
|
||
"339000331_12": "「いや、興味ないし」",
|
||
"339000331_13": "「……わたしたちに何か用？」",
|
||
"339000331_14": "「まあまあ……そんな怖い顔しないで、もっと気楽に話そうよ。\\n ボクの名前は北斗星司。君たちは？」",
|
||
"339000331_15": "「これって、もしかして……」",
|
||
"339000331_16": "「調も思ったデスか？ あたしもそんな気がするデス」",
|
||
"339000331_17": "「ナンパ（デス）？」",
|
||
"339000331_18": "「アハハハ、そっかそうだよね。\\n そんな風に思われちゃうか……」",
|
||
"339000331_19": "「でも、安心して。ナンパじゃないよ。\\n ちょっと聞きたいことがあるだけだからさ」",
|
||
"339000331_20": "「あッ――おじいさんがいなくなってる」",
|
||
"339000331_21": "「本当デスッ！ またひとりで捜しに行ったんデスかね？」",
|
||
"339000331_22": "「ねえ、なんの話？」",
|
||
"339000331_23": "「悪いけれど、急いでいるの。\\n それじゃ――」",
|
||
"339000331_24": "「つれないな、並行世界からの来訪者さん」",
|
||
"339000331_25": "「――ッ！」",
|
||
"339000331_26": "「あれ？ どうしたの？」",
|
||
"339000331_27": "「……どうしてそのことを？」",
|
||
"339000331_28": "「おいおい、カマかけただけなのに、\\n こんな簡単に引っかかるなよ」",
|
||
"339000331_29": "「単なる引っかけで出てくる言葉じゃないわ。\\n あなた、科学特捜隊の人？」",
|
||
"339000331_30": "「いいや。残念ながら違うね」",
|
||
"339000331_31": "「どういう意味……？ でも、だとしたら、\\n なんでわたしたちのことを知っているのかしら」",
|
||
"339000331_32": "「さあ？ どうしてだろうね」",
|
||
"339000331_33": "「怪しすぎデスね……」",
|
||
"339000331_34": "「…………」",
|
||
"339000331_35": "「まあいいや。\\n それよりウルトラマンのこと、聞かせてよ」",
|
||
"339000331_36": "「あなたは科学特捜隊の人じゃないんでしょ？\\n それなら話すことはできないわ」",
|
||
"339000331_37": "「ふーん、案外口が堅いんだな」",
|
||
"339000331_38": "「……これ以上付き合ってはいられないわね」",
|
||
"339000331_39": "「あッ……あそこにおじいさんがいる」",
|
||
"339000331_40": "「…………」",
|
||
"339000331_41": "「あ……」",
|
||
"339000331_42": "「行っちゃった……。\\n もしかして気づいてなかったのかな？」",
|
||
"339000331_43": "「でも、アタシと視線が合ったような？」",
|
||
"339000331_44": "「とにかく追いかけましょう」",
|
||
"339000331_45": "「あの異星人ッ！？\\n どうして急に……」",
|
||
"339000331_46": "「あれって、イフロ星人と一緒にいた……？」",
|
||
"339000331_47": "「化け物よッ！ きゃああぁぁ――ッ！！」",
|
||
"339000331_48": "「うわぁッ！ 逃げろーッ！！」",
|
||
"339000331_49": "「まずいわ。またパニックになってしまう」",
|
||
"339000331_50": "「イフロ星人がいないなら、\\n わたしたちだけでもなんとかなるかもしれないわッ！」",
|
||
"339000331_51": "「助けてくれええぇぇ――ッ！」",
|
||
"339000331_52": "「いやああぁぁッ！ こっち来ないでええぇぇ――ッ！！」",
|
||
"339000331_53": "「くッ――やめなさいッ！」",
|
||
"339000331_54": "「Seilien coffin airget-lamh tron――」",
|
||
"339000331_55": "「ダメよ。イフロ星人と違って、まったく聞く耳を持たない」",
|
||
"339000331_56": "「というより、反応すらないデスけど」",
|
||
"339000331_57": "「うん、ロボットみたい……」",
|
||
"339000331_58": "「いずれにしろ放っておくわけにはいかないわね……ッ！」",
|
||
"339000331_59": "「うん」",
|
||
"339000331_60": "「やるデスよッ！」"
|
||
} |