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"330000732_0": "「なるほど、これがこのギアの性能か」",
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"330000732_1": "「すごく戦いづらかったです。次にわたしがどう動くのか、\\n どこから攻撃するのかがわかっている感じがしました」",
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"330000732_2": "「わたしがマリアのギアと対峙したときと同じ感想だ」",
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"330000732_3": "「このギアには、死角がないというアルゴスの眼の力が\\n 少し反映されているようだ」",
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"330000732_4": "「ギアの眼によって、相手の動きが良く見える。\\n 不思議な感覚だ……」",
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"330000732_5": "「すごいギアですね……」",
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"330000732_6": "(強いギアなのは確かだ。\\n だが、なんだ。この奥にある妙な感覚は……)",
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"330000732_7": "(まるで、誰かに見張られているような……)",
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"330000732_8": "「これでそのギアの使い勝手はわかりましたか?」",
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"330000732_9": "「ああ。……しかし、悩みは他にある」",
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"330000732_10": "「……マリアさんのこと、ですね」",
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"330000732_11": "「ああ。……友が道を外れるなら、\\n 自分の手で止めなくてはならないという想いがある」",
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"330000732_12": "「だが一方で、その友を信じ抜きたいという想いもあるんだ……」",
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"330000732_13": "「自分が取るべき行動はどちらが正しいのか、\\n わからなくなってしまってな」",
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"330000732_14": "「こんなことを聞くものではないかもしれないが……。\\n 立花なら、こんな時どうする?」",
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"330000732_15": "「それは……、わたしにもわかりません……」",
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"330000732_16": "「だけど、わたしはいつだって、その人のことを信じて、\\n 手を伸ばし続けることしかできませんでした」",
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"330000732_17": "「手を伸ばす?」",
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"330000732_18": "「伸ばしたこの手が届かなかったこともあります。\\n だとしてもッ!」",
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"330000732_19": "「了子さんや、キャロルちゃんに、サンジェルマンさん。\\n それにマリアさんも」",
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"330000732_20": "「最初は敵同士だったけど、信じ続けたからこそ、\\n 最後は手を取り合うことができたと思っていますッ!」",
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"330000732_21": "「……なるほど、それが立花だったな」",
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"330000732_22": "「マリアさんは、わたしたちを敵だと言い、\\n 攻撃してきました……」",
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"330000732_23": "「だけど、心の奥では、\\n 助けを求めているかもしれません」",
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"330000732_24": "「手を繋ぎたいと思っているかもしれませんッ!」",
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"330000732_25": "「……わたしも同じように手を伸ばすことができるだろうか」",
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"330000732_26": "「はい、きっとッ! マリアさんのことを\\n 信じる気持ちは一緒ですからッ!」",
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"330000732_27": "「……ありがとう」",
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"330000732_28": "「……ならば、わたしもこの手を伸ばし続けよう。\\n たとえ、何があってもッ!」"
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