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JSON
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{
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"402000911_0": "荒れ狂う雷",
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"402000911_1": "「……酷いもんだ」",
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"402000911_2": "「なんにも無くなっちゃったね……」",
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"402000911_3": "「助かったのは……わたしたち、だけ……?」",
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"402000911_4": "「――ッ! 助けられなかった……ッ!!」",
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"402000911_5": "「お姉ちゃん……」",
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"402000911_6": "「……いや、君たちは私やこの子を助けてくれた。\\n 感謝している」",
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"402000911_7": "「でもッ! あの場所には多くの人がいたのにッ!\\n それを助けるために、わたしたちは――ッ!」",
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"402000911_8": "「……どうして嘆くの?\\n あの場所にいたのは、みんな敵なのに……」",
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"402000911_9": "「敵だからといって、\\n それは、手を伸ばさない理由にはなりませんッ!」",
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"402000911_10": "「響……」",
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"402000911_11": "「……そうだな」",
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"402000911_12": "(こいつは、いつもそうなんだよな。\\n だから、あたしも――)",
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"402000911_13": "「……理解できないわ」",
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"402000911_14": "「敵がいなくなって、味方も無事。\\n 目的のミョルニルも回収できる、何が問題?」",
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"402000911_15": "「そんなわけないッ! ……そんなわけ、ありません。\\n 人が、たくさん亡くなったのにッ!!」",
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"402000911_16": "「こんなやり方、ダメです……。\\n 間違ってます……」",
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"402000911_17": "「…………」",
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"402000911_18": "(……こうしないと、ミョルニルの入手にもっと時間が\\n かかったかもしれないし、装者たちも危なかった)",
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"402000911_19": "(目的は、無事に達成された。\\n なのに、それをこの子は否定する)",
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"402000911_20": "(……さっきあの男に、命に貴賎はないと言われた。\\n だけど、それは正解じゃない……)",
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"402000911_21": "(世界蛇を放置すれば、全てが死に絶え、世界が滅ぶ。\\n だからこそ、世界蛇を倒せる可能性を持った者が生き残るべき)",
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"402000911_22": "(……命に貴賎がなくても、明確に優先順位は存在する。\\n 生き残るべき命はある。そうしてわたしたちは仲間の死を――)",
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"402000911_23": "(――あの人の死を、乗り越えてきたのだから……)",
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"402000911_24": "「……わたしは、間違っているとは思わないわ」",
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"402000911_25": "「ミーナさんがどう思おうと、\\n わたしは間違ってると思います……」",
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"402000911_26": "「響……ミーナさん……」",
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"402000911_27": "「……なんにしても、先にミョルニルを確保した方がいいだろ。\\n もう雷も収まって――」",
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"402000911_28": "「なんだッ!?」",
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"402000911_29": "「雷が……それに、アルカ・ノイズもッ!?」",
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"402000911_30": "「さっきの爆発で残りのカプセルが割れたのかッ!?\\n ちくしょう、また逆戻りかよッ!」",
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"402000911_31": "「…………」",
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"402000911_32": "「アイツは――ッ!?\\n くッ……ミョルニルが所持者をガードしたのッ!?」",
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"402000911_33": "「……今度こそ、助けるんだッ!」",
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"402000911_34": "「2人は、下がっててくれ」",
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"402000911_35": "「ああ、わかった」",
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"402000911_36": "「お姉ちゃんたち、気を付けて」"
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