38 lines
2.9 KiB
JSON
38 lines
2.9 KiB
JSON
{
|
||
"339000752_0": "「はあぁぁ――ッ!」",
|
||
"339000752_1": "「うおぉぉ――ッ!」",
|
||
"339000752_2": "(やっぱり、この人は強いデス………)",
|
||
"339000752_3": "「どうしたッ! もう降参かッ!」",
|
||
"339000752_4": "「そんなわけないデスッ!」",
|
||
"339000752_5": "「はあぁッ!」",
|
||
"339000752_6": "「ふんッ!」",
|
||
"339000752_7": "「――くはぁッ!」",
|
||
"339000752_8": "「どうして諦めない?\\n この世界のことなど、お前らには関係ないだろう?」",
|
||
"339000752_9": "「関係ないかもしれないデス……。\\n だけど、あの子は絶対に助けるデスッ!」",
|
||
"339000752_10": "「……理解に苦しむな。なぜそこまでこだわるんだ?」",
|
||
"339000752_11": "「それはアタシたちと、あの子が似てるからデス……」",
|
||
"339000752_12": "「似てる、だと……?」",
|
||
"339000752_13": "「アタシと、マリアと調は、子供の頃、囚われて、\\n ずっと実験をされ続けてきたデス……」",
|
||
"339000752_14": "「だから、あの子の苦しみは、痛いほどわかるんデスよ」",
|
||
"339000752_15": "「…………」",
|
||
"339000752_16": "「それでも、アタシたち3人は、まだマシな方デス……」",
|
||
"339000752_17": "「1人ぼっちで、無理やり実験され続けた、\\n あの子に比べたらッ!」",
|
||
"339000752_18": "「なるほど……お前たちにそんな過去があったのか……」",
|
||
"339000752_19": "「だからあの異星人の境遇を自分たちと重ねたと……」",
|
||
"339000752_20": "「だから、アタシたちは、\\n 絶対にあの子を助けるん――デスッ!」",
|
||
"339000752_21": "「…………」",
|
||
"339000752_22": "「確かに。話を聞き、言葉を交わさねば、\\n 伝わらないこともあるな」",
|
||
"339000752_23": "「やっとわかってくれたんデスかッ!?」",
|
||
"339000752_24": "「だったら――」",
|
||
"339000752_25": "「そこで力を抜いてしまうのが\\n お前の甘さだッ!!」",
|
||
"339000752_26": "「フンッ!」",
|
||
"339000752_27": "「――ッ!?」",
|
||
"339000752_28": "「デデデ、デース――ッ!?」",
|
||
"339000752_29": "「なるほどな」",
|
||
"339000752_30": "「どうして剣を振り切らなかったんデスか?\\n 情けをかけるなんて――」",
|
||
"339000752_31": "「勝負をつける必要がなくなっただけだ。\\n 今のお前なら、戦力にはなりそうだからな」",
|
||
"339000752_32": "(半信半疑ではあったが、\\n まさか、本当に戦いの中でスペシウムを取り込むとは……)",
|
||
"339000752_33": "(エドは、こうなることを想定していたのか……?)",
|
||
"339000752_34": "「ギラリ眼鏡……」",
|
||
"339000752_35": "「だから僕をそう呼ぶな。\\n さあ、ノラザム星人を追うぞ」"
|
||
} |