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JSON
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"355000212_0": "「食い下がるじゃないか、随分と」",
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"355000212_1": "「『あのお方』とは一体何者だッ!?」",
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"355000212_2": "「お前が誰かを敬っているところなんて、\\n 見たことが無いんですけど?」",
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"355000212_3": "「確かに、普段の不遜な態度からは考えられません」",
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"355000212_4": "「決まっているだろう、僕が従う相手ならばッ!」",
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"355000212_5": "「くッ……」",
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"355000212_6": "「マスターッ!」",
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"355000212_7": "「問答を続けても、埒が明かなそうですねぇ」",
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"355000212_8": "「説得も無意味、撤退もしないとなれば、\\n 全力で戦うしかありません」",
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"355000212_9": "「ああ……。しかし……」",
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"355000212_10": "(アダムは、パパの想いに気づかず罪を犯してしまったオレに、\\n 生きる場所を与えてくれた……)",
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"355000212_11": "(本当に、あの男は倒すべき相手なのか……?)",
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"355000212_12": "「マスター……」",
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"355000212_13": "「こちらから行くよ。\\n 来ないのならば……ッ!」",
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"355000212_14": "「させませんわ……ッ!」",
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"355000212_15": "「マスターは我々が護るッ!」",
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"355000212_16": "「あたしたちは、マスターが一番なんだゾッ!」",
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"355000212_17": "「そういうこと。\\n 統制局長だろうが、構やしませんってッ!」",
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"355000212_18": "「無駄だと言っているのだよ、\\n その程度の攻撃などッ!」",
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"355000212_19": "「うああああああッ!?」",
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"355000212_20": "「お前たち……ッ!」",
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"355000212_21": "「まだだ……。\\n マスターには触れさせないと言っている……ッ!」",
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"355000212_22": "「まだ続けるのかい、無駄なあがきを。\\n 壊れてしまうよ、今度こそ」",
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"355000212_23": "「――ッ!」",
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"355000212_24": "「すまなかったな、お前たち。\\n これ以上はもう――」",
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"355000212_25": "「やらせはせんッ!」",
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"355000212_26": "「ようやくなったようだね、本気で戦うつもりに。\\n けれど、倒せないよ、この程度では」",
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"355000212_27": "「我々も加勢をッ!」",
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"355000212_28": "「よーし、ガリィちゃん、張り切っちゃうッ!」",
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"355000212_29": "「ああ、派手に行こうかッ!」",
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"355000212_30": "「これがあたしたちの全力だゾッ!」",
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"355000212_31": "「くッ、予想以上だね……。\\n この力は……ッ!」",
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"355000212_32": "「おおおおおおおおッ!!!」",
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"355000212_33": "「はあ……はあ……、\\n やるしか……なかった……ッ!」",
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"355000212_34": "「ただじゃ済まないでしょうけど、\\n そう簡単にくたばるようなタマじゃありませんよ」",
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"355000212_35": "「ええ。まずは捕らえて――」",
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"355000212_36": "「さすがだね」",
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"355000212_37": "「ボロボロだよ。攻撃を受け止めた左手が」",
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"355000212_38": "「――ッ!」",
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"355000212_39": "「そんな……私たちの総力を受けたのに」",
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"355000212_40": "「ぴんぴんしてるんだゾッ!?」",
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"355000212_41": "「アダム、まだ続けようというのか……?」",
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"355000212_42": "「止まるつもりはないよ。\\n 目的を果たすまでは」",
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"355000212_43": "「『あのお方』とやらの意志が\\n それほど大事かッ!?」",
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"355000212_44": "「当然だよ。\\n 創造主。創り出した者だからね、この僕を」",
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"355000212_45": "「創り出した、だと?\\n どういう意味だ?」",
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"355000212_46": "「そのままの意味さ。\\n 見たまえ、この折れた指をッ!」",
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"355000212_47": "「お前ッ、それは……ッ!?」",
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"355000212_48": "「機械ッ!?」",
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"355000212_49": "「あなたは私たちと同じ――」",
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"355000212_50": "「創られた存在だというのかッ!?」",
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"355000212_51": "「その通りさ。\\n だが違うんだよ、そもそもの存在理由が」",
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"355000212_52": "「人を模したのだろう? 君たち<ruby=オートスコアラー>自動人形</ruby>は。\\n けれど、人類のプロトタイプなんだよ、この僕はッ!」",
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"355000212_53": "「ッ!?」",
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"355000212_54": "「しかし……悲しいかな、完全すぎてね。\\n 破棄されたのだよ、運用には至らず」",
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"355000212_55": "「そんな僕にも意味があるのなら、\\n 人々を導くことがそれだと思っていた。今まではッ!」",
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"355000212_56": "「創造主だの人類のプロトタイプだのと、\\n まるで……」",
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"355000212_57": "「――ッ!\\n 何事……ッ!?」",
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"355000212_58": "「現れるという訳か、\\n アダムをおかしくした元凶が――ッ!」",
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"355000212_59": "「…………」",
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"355000212_60": "「あらら、ヤバそうな見た目ですね……。\\n もしかして本当に……」",
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"355000212_61": "「聞いたことくらいはあるだろう、その高名を」",
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"355000212_62": "「この地球に訪れ、僕や人類を創り、\\n バラルの呪詛を施した存在――」",
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"355000212_63": "「カストディアン――。\\n このお方こそ、神そのものなのだよッ!」"
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