xdutranslations/Missions/main_xd02/402001021_translations_jpn.json
2020-05-15 23:42:43 +02:00

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{
"402001021_0": "「……シャロンのメディカルチェックの結果だが、\\n 幸いにして、今のところは大きな侵食は起こっていないようだ」",
"402001021_1": "「よかったねッ!\\n シャロンちゃん」",
"402001021_2": "「うんッ!」",
"402001021_3": "「経過はこれからも観察するが、恐らくは大丈夫だろう。\\n ……もちろん、続けて使えば融合が進む危険はあるが」",
"402001021_4": "「ごめんなさい……」",
"402001021_5": "「いや、責めているわけではない。だが、君に何かあれば、\\n 悲しむ人がいるのだということを忘れるな」",
"402001021_6": "「はい……」",
"402001021_7": "「…………」",
"402001021_8": "「なあ、ミョルニルのことだけど――」",
"402001021_9": "「ああ、それの処遇についてだが――」",
"402001021_10": "「先の事件をみても、やはりミョルニルについては\\n 危険が大きすぎる。よって本来は封印が妥当だろう」",
"402001021_11": "「そんなッ! あれが無いと、わたしたちは――ッ!」",
"402001021_12": "「待ってくれ。まだ話は終わっていない。\\n あくまで本来は、だ」",
"402001021_13": "「制御の望みが低く、無理をすれば多大な被害が出る。\\n しかし、その力は絶大で、ドイツのスパイにも狙われていた」",
"402001021_14": "「聖遺物研究所までその手が潜入していることを考えれば、\\n 米国上層部にも多くのスパイが入り込んでいるのだろう」",
"402001021_15": "「……この状況で封印措置を行ったとしても、\\n いつ持ち出され、今回のような事件が起こるとも限らない」",
"402001021_16": "「米国内の協力者と非公式に協議した結果、ミョルニルについては\\n 研究所の爆発で行方不明になった、とすることになった」",
"402001021_17": "「それじゃ――」",
"402001021_18": "「ああ、回収したミョルニルは、君たちに預けたい。\\n いつか、我々の世界が正しくあの力を使えるようになる日まで」",
"402001021_19": "「なあ、口を挟んで悪いけど、\\n ミョルニルは米国にとって、重要な聖遺物なんだろ」",
"402001021_20": "「爆発で行方不明なんて言っても、\\n それじゃ、生き残ったあんたが疑われるんじゃないのか……」",
"402001021_21": "「ああ。だが、研究所がドイツのスパイに乗っ取られていたこと、\\n その生き残りがいたことが幸いした」",
"402001021_22": "「生き残りって、響がミョルニルを奪って助けた――」",
"402001021_23": "「あの所長さん……?」",
"402001021_24": "「そうだ。今、米国では彼の背後を洗っている。\\n 米国に巣くうスパイを、一網打尽にする予定だそうだ」",
"402001021_25": "「そのため、ドイツ本国に揺さぶりをかけるカードの1つとして、\\n ミョルニルの行方不明を使うと聞いている」",
"402001021_26": "「『貴国はスパイを利用して、我が国から奪ったミョルニルを\\n どこへやったのか』とな……」",
"402001021_27": "「盗みに失敗した泥棒に、盗んだお宝を返せって迫るのかッ!\\n そりゃ、皮肉が効いてるなッ」",
"402001021_28": "「実際、研究所の大多数がスパイか篭絡された職員だった。\\n その施設で事故があり、聖遺物が行方不明となれば――」",
"402001021_29": "「……普通ならそのスパイの人を疑いますね」",
"402001021_30": "「そういうことだ。彼らは彼らで、自分たちの起こしたことの\\n 責任を取ってもらう」",
"402001021_31": "「まさに自業自得だな」",
"402001021_32": "「それと、状況がどうあれ、\\n 米国側は客人である我々を危険にさらしたという事実もある」",
"402001021_33": "「この件については、我々日本側のカードとして、\\n しばらくは、有効利用させてもらうつもりだ」",
"402001021_34": "「ミョルニルも手に入り、米国に対しても有利に立てるってか、\\n なんだかいいことずくめだな」",
"402001021_35": "「……ミョルニルの事故については、残念だがな」",
"402001021_36": "「とは言え、所長を助けられたこと含め、\\n 全て君たちのおかげだ、本当に感謝している」",
"402001021_37": "「エヘヘ……どういたしましてッ!」",
"402001021_38": "「話した通りだ。このミョルニルは、君たちに託す」",
"402001021_39": "「……」",
"402001021_40": "「君たちなら、その力を平和のために使ってくれると信じている」",
"402001021_41": "「ミョルニルを起動したシャロンの母親、ティナも平和のために\\n 使われることを願っていた。ならば、それが正しいのだろう」",
"402001021_42": "「ミーナお姉ちゃん……。\\n お母さんの聖遺物を、よろしくお願いします」",
"402001021_43": "(……平和のために……か)",
"402001021_44": "「ええ、わかったわ。\\n 必ず、ミョルニルを平和のために役立ててみせる」",
"402001021_45": "「ああ、頼んだ」"
}