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"336000451_0": "「あんた、体育の時間は元気なのね」",
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"336000451_1": "「得意と言うほどではないけど、\\n 体を動かすのは嫌いじゃないんだ」",
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"336000451_2": "「はあッ、はあッ、はあッ――」",
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"336000451_3": "「そいつは、体育の、時間より……、\\n 体育の後のランチタイムが楽しみなだけだ……」",
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"336000451_4": "「どうやら学院にも馴染んできたようだな」",
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"336000451_5": "「あ、おじいちゃん。\\n うら若き乙女の運動姿を見るなんて、いい趣味ね?」",
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"336000451_6": "「庭木の手入れをしていたら、ちょうど見えたのでな。\\n ふむ、なんだか少し若返ったような……」",
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"336000451_7": "「まあ、おじいさんったら」",
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"336000451_8": "「それに、たまには\\n 並行世界からのお客人とも話したくてのう」",
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"336000451_9": "「実際、凪くんとは上手くやれているのだろうか。\\n 彼は彼で癖のあるタイプだからなあ、心配がすぎる」",
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"336000451_10": "「じいさんの権限で、\\n もっとマシな人間を頭に据えられないのか?」",
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"336000451_11": "「そうはいっても優秀な人材だぞ、凪くんは。\\n ああ見えて、見えないところで努力を怠らない男だ」",
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"336000451_12": "「――なんとッ!?」",
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"336000451_13": "「実はこの間、わたしたちの世界の司令が\\n いかに強いかを教えたのですが――」",
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"336000451_14": "「いやいやいや。\\n だからってこっそりカラダ鍛えてるとかありえないって」",
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"336000451_15": "「……フッ、フッ、クッ!」",
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"336000451_16": "「ふう……。\\n こんな重いダンベルを、10回も持ち上げてしまうとは」",
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"336000451_17": "「フフ、もうすっかり乳酸が溜まっているじゃないか……。\\n これはいけない。その分、乳酸菌を摂取しなければ」",
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"336000451_18": "「くぴぴぴぴぴぴ(ドリンク音)」",
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"336000451_19": "「はあああああ、今日も疲れたあああああ。\\n 明日は追試もあるし、無駄なあがきを頑張らないと」",
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"336000451_20": "「お前……バカだけど真面目なんだな。\\n っていうか馴染みすぎだ。もっと気を引き締めろッ!」",
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"336000451_21": "「確かに。\\n このところあの3人からの視線が、今まで以上に感じるからな」",
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"336000451_22": "「え……ッ!? 3人って――」",
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"336000451_23": "「ああ、念のため警戒しているだけなのか、\\n 他の意図があるのか――」",
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"336000451_24": "「翼さんもクリスちゃんも、\\n そんなことを考えながら過ごしてたんだ……」",
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"336000451_25": "「それでも立花のおかげで、\\n 向こうの警戒が緩んだのも確かだ」",
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"336000451_26": "「わたしや雪音では、\\n こうも距離を縮められなかったに違いない」",
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"336000451_27": "「いずれにしろ、\\n 動きがあるならそろそろかもな」",
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"336000451_28": "「足元をすくわれないように気をつけよう」",
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"336000451_29": "(わたしは、竜姫のみんなを信じたい――\\n 一緒に過ごして、笑いあった時間に嘘は無かったはずだから)",
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"336000451_30": "(それでも、戦うことになったなら――)",
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"336000451_31": "(……)",
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"336000451_32": "(歌でぶん殴るのは簡単だ。だけどそうしてしまったら――\\n 戦いの犠牲者の数が1人増えて終わるだけ)",
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"336000451_33": "(わたしがシンフォギアをやっているのは、\\n きっと……たぶん、そうするためじゃない……)"
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