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"330000452_0": "「はあ――ッ!」",
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"330000452_1": "「本当にわたしを倒すつもりがあるの?\\n その攻撃、遅すぎるわッ!」",
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"330000452_2": "(なんだ、この感覚は。\\n わたしの太刀筋がすべて見切られているような……)",
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"330000452_3": "「そこよッ!」",
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"330000452_4": "「――ッ!?」",
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"330000452_5": "(まただッ! こちらがどちらへ回避するかを\\n 見透かしたような動きをッ!)",
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"330000452_6": "「見える……。これが、アルゴスの眷属となった\\n ギアの力……ッ!」",
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"330000452_7": "「わたしの相手にならないわ。\\n ケガをしたくなければ、大人しく道を開けなさい」",
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"330000452_8": "「そのような要求をわたしが聞くとでも思っているのかッ!」",
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"330000452_9": "「やっぱり、そう簡単にはいかないわね……」",
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"330000452_10": "「何故、わたしたちの敵となるッ!」",
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"330000452_11": "「……ッ!」",
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"330000452_12": "「言ったはずよ、ヘルメスの剣をいただくためとッ!」",
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"330000452_13": "「ならば、求める理由を答えろ。\\n 聖遺物を手に入れて、お前はそれをどうするつもりだッ!」",
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"330000452_14": "「……それを答える義理はない。\\n わたしたちの邪魔をしないでちょうだいッ!」",
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"330000452_15": "(……たち、だと?)",
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"330000452_16": "「う――ッ!」",
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"330000452_17": "「翼さんッ!?」",
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"330000452_18": "「ウソだろ、なんで一方的にやられてんだよッ!」",
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"330000452_19": "「相手がマリアだから本気を出せていない……?」",
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"330000452_20": "(違う、手など抜けるような状況ではない)",
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"330000452_21": "(マリアの動きが以前とは違っている。\\n やはり、こちらの動きが見透かされているようだ)",
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"330000452_22": "「これでトドメよッ!」",
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"330000452_23": "「くッ――」",
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"330000452_24": "「わたしたちは仲間だろうッ!\\n 仇なし、裏切ると言うのかッ!」",
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"330000452_25": "「――ッ!?」",
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"330000452_26": "「動きが鈍く……勝機――ッ!」",
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"330000452_27": "「しまった――ッ!?」",
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"330000452_28": "「あああ――ッ!」",
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"330000452_29": "「入った……いや、寸前で防がれていたかッ!」",
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"330000452_30": "「油断したわ。でも、次はない……ッ!」",
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"330000452_31": "「加勢しますッ!\\n あの怪物は全部、片付けましたッ!」",
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"330000452_32": "「休んでて構わない。\\n 4人で抑え込むッ!」",
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"330000452_33": "「そうはいかない。\\n ここで確実に捕らえるのなら1人でも多いほうがいい」",
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"330000452_34": "「……」",
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"330000452_35": "「ん? あれは、端末デスか?\\n 誰かと何か喋ってるみたいデスよ」",
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"330000452_36": "「って、見てる場合じゃないだろ。\\n 隙だらけなんだ、ここで打ち込んで――」",
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"330000452_37": "「……了解」",
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"330000452_38": "「この状況で戦闘を続行するのは分が悪い。\\n ここは引かせてもらうわ」",
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"330000452_39": "「待て、マリアッ!」",
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"330000452_40": "「だけど忘れないで。決して、ヘルメスの剣を\\n 諦めたわけではないということをッ!」",
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"330000452_41": "「あッ、マリア……ッ!\\n 怪物に乗って飛んで行くデス……」",
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"330000452_42": "「なんで……まるで、本当に敵になっちゃったみたいに……」",
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"330000452_43": "「うだうだ考えるのはあとだ、追いかけるぞッ!\\n 今すぐミサイルを――」",
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"330000452_44": "「ダメだ、それは許可できない」",
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"330000452_45": "「どうしてですか、師匠。\\n 早く追いかけないと見失っちゃいますよッ!」",
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"330000452_46": "「俺たちの任務は聖遺物の輸送と護衛だ。\\n そのことを忘れるな」",
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"330000452_47": "「で、でも……」",
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"330000452_48": "「いや、司令の言うとおりだ。ここをわたしたちが離れたとき、\\n 再びあの怪物が襲ってきたらどうする」",
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"330000452_49": "「ああ。マリアくんが囮だということも考えられる」",
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"330000452_50": "「それは、そうだけど。\\n だからって……」",
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"330000452_51": "「それに、マリアくんはヘルメスの剣を狙っていると言っていた。\\n 我々がそれを持っている以上、また会うことになるだろう」",
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"330000452_52": "「わかりました……」",
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"330000452_53": "(太刀筋に確かな迷いがあった。\\n 迷いながらもお前は一体、何をなそうとしている……)"
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