xdutranslations/Missions/event029/330000832_translations_jpn.json
2020-05-15 23:42:43 +02:00

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JSON
Raw Blame History

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{
"330000832_0": "「消えなさいッ!」",
"330000832_1": "「恐らく声の主はこの先ね。\\n どうして声が聞こえてくるのかは謎だけれど……」",
"330000832_2": "「聞こえますか?」",
"330000832_3": "「……聞こえるわ。さっきよりもはっきりと」",
"330000832_4": "「よかった。ずっと、話したいと思っていました。\\n わたしに、協力させてもらえないでしょうか」",
"330000832_5": "「……そう。あなただったのね、メル」",
"330000832_6": "「覚えていてくださったんですね」",
"330000832_7": "「最初にわからなかったことは謝るわ」",
"330000832_8": "「会っていたのは何年も前ですから、気にしないでください。\\n 今、姉さんはアルゴスの眼を制御できていない状態にあります」",
"330000832_9": "「今のうちにネメシスを操作するメインコンピューターに\\n あなたを案内します。移動しながら話を聞いてください」",
"330000832_10": "「ッ! ありがとう、わかったわ。\\n ……あなたはどこから、どうやって話しかけているの」",
"330000832_11": "「わたしは、この地下の一室に安置されています。ドアは\\n 開けないでくださいね。あまり見せたい姿ではありませんから」",
"330000832_12": "「そう……」",
"330000832_13": "「そこから、アルゴスの眼のリンクを使って話をしています」",
"330000832_14": "「同じ聖遺物が融合した姉さんや眷属となったあなたと、\\n 思念を繋げることができるようです」",
"330000832_15": "「わたしが暴走によって倒れたあとしばらくして、身体は動かせ\\n ないけど、意識を浮上させることができました」",
"330000832_16": "「それから、何度も姉さんに話しかけたんです。\\n わたしのために、破滅の道に進むのはやめてと……」",
"330000832_17": "「だけどさっきジャンヌは、\\n あなたの声が聞こえていないようだったわよ」",
"330000832_18": "「いえ、そんなことはありません……。\\n わたしの声はずっと、姉さんに届いているはずなんです」",
"330000832_19": "「だけど、姉さんはわたしの声を、聞こえるはずのない幻聴だと\\n 信じ込み耳を傾けてくれませんでした」",
"330000832_20": "「わたしの声は自分の弱い心が生み出した幻で、それに甘えて\\n しまったら目的を達成できなくなると……」",
"330000832_21": "「そうだったの……。さっきも彼女は、あなたの声を\\n 敢えて無視していたのね」",
"330000832_22": "「救いたいと願っている妹の声すら信じられない程、\\n 自分を追い込んで目的へと突き進んでいる……」",
"330000832_23": "「はい……。わたしを声が届きにくい地下室に\\n 寝かせているのもそのためです」",
"330000832_24": "「体の世話をしてくれる最低限の時間以外、姉さんはわたしに\\n 近づかなくなってしまいました」",
"330000832_25": "「なるほど……。声が届く範囲には制限があるのね。\\n だから、わたしも地下におりて初めてはっきりと声が聞こえた」",
"330000832_26": "「はい、わたしの呼びかけに答えてくれてありがとう\\n ございました」",
"330000832_27": "「姉さんは憎しみのあまり、破滅の道を進んでいます。\\n このままじゃ、いつかアルゴスの眼に呑まれてしまう……」",
"330000832_28": "「無理を承知で、お願いします。\\n 姉さんを止めてくださいッ」",
"330000832_29": "「もちろん、そのつもりよ。\\n それがわたしの仲間を救うことにも繋がるわ」",
"330000832_30": "「はい。マリアさんが仲間のために頑張っているのは、\\n アルゴスの眼を通じて見ていました……」",
"330000832_31": "「そう……。わたしが仲間を裏切る様子を見ていたのね」",
"330000832_32": "「わたしは大丈夫よ。たとえ心が離れてしまっても、命が\\n 絶たれても、それで大切な命が護れるのならば……」",
"330000832_33": "「そんなことを、言わないでください。みなさんは、\\n マリアさんを疑ってなんかいないと思います」",
"330000832_34": "「……ッ!」",
"330000832_35": "「あなたに、何が……ッ!\\n わたしは、みんなに本気で武器を向けてしまったのよ」",
"330000832_36": "「わたしは、姉さんを信じています。たとえ姉さんが\\n どんなに変わってしまっても」",
"330000832_37": "「わたしには、姉さんとの思い出の歌があります」",
"330000832_38": "「歌が……。確か、ジャンヌもそう言っていたわね」",
"330000832_39": "「はい。研究施設で怯えるわたしに、姉さんは歌を唄って\\n 慰めてくれました。あったかくて、安心する歌です」",
"330000832_40": "「今は、その歌をわたしが唄っても反応してくれないけれど……、\\n その歌が胸にある限り、わたしは姉さんを信じ続けます」",
"330000832_41": "「歌を、信じる……」",
"330000832_42": "「マリアさんも、セレナさんといつも歌で繋がっていた……」",
"330000832_43": "「そしてマリアさんの仲間の方とも、何かで繋がっているように\\n 感じました。それで……」",
"330000832_44": "「……ええ、その通りよ。わたしにも、歌があるわ……」",
"330000832_45": "「そうだわ。わたしは、何を弱気になっていたのかしら……」",
"330000832_46": "「わたしの胸にはこんなにも、仲間と共に唄った\\n 大切な歌が溢れている」",
"330000832_47": "「妹との絆の歌、仲間……友と手を取り合うことができた歌、\\n 絶対に負けないと自分たちを勇気づけた歌」",
"330000832_48": "「そして、自分を偽るのをやめ、自分らしくあろうと\\n 心に誓ったあの歌が」",
"330000832_49": "「ありがとう、メル。\\n わたしも信じているわ、胸の歌を」",
"330000832_50": "「フフ、よかったです。さあ、この扉が目的地ですよ」",
"330000832_51": "「もう迷わない。仲間のために、全力を尽くすわッ!」"
}