xdutranslations/Missions/main_xd03/404001522_translations_jpn.json
2020-05-15 23:42:43 +02:00

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{
"404001522_0": "「ぐああああああああ――ッ!?」",
"404001522_1": "「世界蛇のコアが……完全に砕けてしまった……」",
"404001522_2": "「ベルちゃん……もう、終わりだよ」",
"404001522_3": "「……わかっているわ。\\n この子はわたしの全てだったんだから」",
"404001522_4": "「それが死んだ今。わたしはもう……」",
"404001522_5": "「でも、きっと、まだやり直せるッ!」",
"404001522_6": "「……その手はなんのつもり?」",
"404001522_7": "「わたしは、ベルちゃんともわかり合いたいッ!\\n だから、わたしと手を繋いでほしいッ」",
"404001522_8": "「……人間を蹂躙しまくった、\\n わたしと手を繋ぐというの」",
"404001522_9": "「本当にあなたは、真っ直ぐな人ね」",
"404001522_10": "「これが、わたしだから」",
"404001522_11": "「そう……、でもね」",
"404001522_12": "「なんだこれはッ!?\\n ――瘴気ッ」",
"404001522_13": "「とんでもない濃さだぞッ!?」",
"404001522_14": "「世界蛇と一緒にわたしの核も砕けちゃったからね。\\n もう、世界蛇を成す瘴気をコントロールできないみたい」",
"404001522_15": "「くッ……まだ、足掻くというの?」",
"404001522_16": "「安心して頂戴。\\n 今のわたしにはもう、足掻ける力すら残されていないから」",
"404001522_17": "「ベルちゃん……」",
"404001522_18": "「フフ、勝ったご褒美に教えてあげる。\\n わたしは人の悪意の集合体にして、滅びを司る存在――」",
"404001522_19": "「世界蛇と共に生きてきた中で、\\n 世界蛇と同じく悪意の塊となった」",
"404001522_20": "「この身体には、人類の、人の悪意だけが詰まっている。\\n フィーネもベアトリーチェの魂も、それに染まって消えた」",
"404001522_21": "「ベルちゃんッ!」",
"404001522_22": "「フフ、人から悪意を消すことなんて不可能。\\n だから、わたしは、決して消えることはないの」",
"404001522_23": "「人がいる限り、わたしはいつでも蘇る」",
"404001522_24": "「その時は、またわたしたちで相手をしてやる」",
"404001522_25": "「ああ、何度だってやってやるッ!」",
"404001522_26": "「人から悪意を消すことはできないかもしれない、\\n でも――」",
"404001522_27": "「アタシたちのように、\\n 悪意に抗い、戦う人たちが必ずいるデスよ」",
"404001522_28": "「そうです。\\n 人が生き続けている以上、あなたの好きにはさせません」",
"404001522_29": "「わたしたち人間は、\\n あなたが思っている以上に遥かに強い存在よッ」",
"404001522_30": "「今回のことで、お前も思い知っただろう?\\n あたしら、人間の可能性をッ」",
"404001522_31": "「そうね、今回は、人間の可能性を見誤ったわたしの負け、\\n 今更、とやかく言うつもりもないわ」",
"404001522_32": "「それじゃ、また会いましょう。\\n 希望の担い手たち……」",
"404001522_33": "「わたしは、\\n やっぱりベルちゃんともわかり合いたかった……」",
"404001522_34": "「響……」",
"404001522_35": "「終わったみたいだね。どうやら」",
"404001522_36": "「そんな……。\\n 世界蛇に……ベアトリーチェ様まで……」",
"404001522_37": "「どうした?\\n お前の主はいなくなったようだが、まだやるのか」",
"404001522_38": "「こうなっては仕方ありませんね……」",
"404001522_39": "「何をするつもり……?」",
"404001522_40": "「こうするだけです。\\n ――ッ ぐふッ……」",
"404001522_41": "「ちょ、ちょっと、自分で自分を刺したわよッ!?」",
"404001522_42": "「ワケが分からないワケダッ!?」",
"404001522_43": "「来世でも……お仕えしなくては、なりませんからね……。\\n 今生はここまで……です……」",
"404001522_44": "「そんな……世界蛇が……。\\n ベアトリーチェ様に、石屋様まで……」",
"404001522_45": "「もう……終わりだ……うわあああああああッ!」",
"404001522_46": "「おいッ! 本格的に崩壊が始まるッ!\\n すぐにここを出ようッ」",
"404001522_47": "「先に行ってくださいッ!\\n わたしは、ミーナさんを連れて行きますッ」",
"404001522_48": "「わかった、\\n おい、みんな、脱出するぞッ」",
"404001522_49": "「ミーナさんッ! ミョルニルを早く――」",
"404001522_50": "「もう、わたしには必要ないわ……」",
"404001522_51": "「え……?」",
"404001522_52": "「わたしの戦いは、ここでおしまいよ」",
"404001522_53": "「そんな……身体が消えかけてるッ!?\\n ミーナさん、早くミョルニルを受け取ってくださいッ」",
"404001522_54": "「一緒に、帰りましょうッ!」",
"404001522_55": "「ごめんなさい。\\n ミョルニルを身体に戻しても、わたしはもう生きられないの」",
"404001522_56": "「どうしてッ!?」",
"404001522_57": "「わたしは、世界蛇を倒すために造られた人形。\\n 今、その目的が達成された――あなたが達成してくれた」",
"404001522_58": "「わたしは、役目を終えたの」",
"404001522_59": "「嘘……ですよね?\\n 嫌ですよッ こんな別れはッ」",
"404001522_60": "「だって、一緒にお墓参りに――ご飯にも行くってッ!\\n 約束したじゃないですかッ」",
"404001522_61": "「……ごめんなさい」",
"404001522_62": "「……わたしが、なんとかしますッ!\\n ミーナさんを、助けますッ」",
"404001522_63": "「だから――」",
"404001522_64": "「響ちゃん、すごく嬉しいんだけど、\\n でも、そろそろ休ませてほしい、かな……」",
"404001522_65": "「わたしはね、マスターの命令を全うするため、\\n とても長い時間を過ごしてきたの」",
"404001522_66": "「色んな人と出会って、そして別れて……その繰り返し」",
"404001522_67": "「仲間はみんな、わたしを残して、いなくなっていく……」",
"404001522_68": "「ミーナさん……」",
"404001522_69": "「正直、マスターの命令が呪いに感じたこともあったわ……」",
"404001522_70": "「だけど、そう思うたび、近くには仲間がいてくれて、\\n わたしを支えてくれた……」",
"404001522_71": "「あなたたちに出会って、改めて気づいたの」",
"404001522_72": "「わたしと一緒に戦ってくれた人たちは、\\n みんな良い人ばかりだったって……」",
"404001522_73": "「マスターのこともやっぱり大好きで、\\n 嫌いになれるはずなんてない」",
"404001522_74": "「だから、今まで戦ってこれた」",
"404001522_75": "「そして今、わたしの目的は果たされた」",
"404001522_76": "「これでやっと……、わたしは、解放される……」",
"404001522_77": "「もう、仲間がいなくなるのを見なくてすむ。\\n そして、マスターのもとへと行ける……」",
"404001522_78": "「だから、消えることは嫌じゃないの」",
"404001522_79": "「……でも、\\n わたしは、もっとミーナさんとお話ししたかった」",
"404001522_80": "「わがままなのかもしれないけど……。\\n わたしは……こんな別れは……」",
"404001522_81": "「やっぱり、嫌だよ……」",
"404001522_82": "「泣かないで、響ちゃん。\\n いつもみたいに笑って」",
"404001522_83": "「……そんなの、無理です……」",
"404001522_84": "「わたしは、死ぬわけじゃない。\\n マスターやみんなのもとへ行くだけ……」",
"404001522_85": "「だから、あなたの太陽のような笑顔で、送ってほしいな」",
"404001522_86": "「…………」",
"404001522_87": "「……うん。\\n それじゃ――」",
"404001522_88": "「……行ってらっしゃい。ミーナさん」",
"404001522_89": "「フフ、やっぱり、あなたは笑っている方が素敵よ」",
"404001522_90": "「響ちゃん、約束を破ってごめんなさい――」",
"404001522_91": "「――そして、ありがとう」",
"404001522_92": "「ミーナさん、本当にお疲れ様でした」",
"404001522_93": "「世界蛇、完全消滅を確認ッ!」",
"404001522_94": "「終わったんだな……」",
"404001522_95": "「ミーナ、ついにやったな……」",
"404001522_96": "「ええ、ありがとう、ユリウス……」",
"404001522_97": "「――ッ!?」",
"404001522_98": "「今の声は……?」",
"404001522_99": "「……ああ、そうなのだな……。\\n ゆっくり、休んでくれミーナ……」"
}