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JSON
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{
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"402001012_0": "「これでどうだッ!」",
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"402001012_1": "「グゥゥゥ……アアアアアッ!」",
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"402001012_2": "「――ッ!? 痛い……でもッ!」",
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"402001012_3": "「このくらいで、倒れてられるかッ!!」",
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"402001012_4": "「ミーナさんッ! お願いッ!」",
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"402001012_5": "「どうして……こんな……」",
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"402001012_6": "「おいッ! ボサッとしてんなッ!\\n そいつの頑張りを無駄にする気かッ!!」",
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"402001012_7": "「……お姉……ちゃん……ッ!」",
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"402001012_8": "「ッ!?」",
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"402001012_9": "「ごめんなさいッ!\\n そのまま、押さえていて――ッ!」",
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"402001012_10": "(ミョルニル……わたしに応えてッ!)",
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"402001012_11": "「……あ…………」",
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"402001012_12": "「…………」",
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"402001012_13": "「響ッ!\\n ……よかった、気を失ってるだけみたい」",
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"402001012_14": "「だな。手間かけさせやがって……」",
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"402001012_15": "「よかっ……たぁ…………」",
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"402001012_16": "「全くお前は……いや、違うな。\\n よく頑張った」",
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"402001012_17": "「シャロンちゃんのおかげだよ」",
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"402001012_18": "「大したもんだ」",
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"402001012_19": "「エヘヘ……」",
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"402001012_20": "「…………」",
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"402001012_21": "(……わたしが、スクルドが、今までやってきたことは……)",
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"402001012_22": "(……本当に、正しかったの……?)",
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"402001012_23": "「ん……。ここは――」",
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"402001012_24": "「響……目が覚めたんだ、よかった。\\n 大丈夫? どこかおかしいところは無い?」",
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"402001012_25": "「うん、多分大丈夫……」",
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"402001012_26": "「……わたし、どうなってたの?\\n ミョルニルを掴んだ瞬間、一気に意識が遠くなって――」",
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"402001012_27": "「それに、シャロンちゃんの声が少し聞こえた気がする……」",
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"402001012_28": "「あのね、響は聖遺物同士の反発で暴走状態になっていたの」",
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"402001012_29": "「暴走……わたしが?」",
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"402001012_30": "「うん、順を追って話すね。\\n 響がミョルニルに触れた後――」",
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"402001012_31": "「――それで、元に戻った響を連れて、戻ってきたの」",
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"402001012_32": "「ごめん、未来。クリスちゃん……。\\n 迷惑かけちゃって……」",
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"402001012_33": "「いいの」",
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"402001012_34": "「仲間だろ。気にするな」",
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"402001012_35": "「ありがとう……。 それで、シャロンちゃんは?\\n まさか――ッ!」",
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"402001012_36": "「響、静かにして。\\n 大丈夫だから。ほら、そこ……」",
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"402001012_37": "「……すぅ、すぅ……。\\n ん……お姉ちゃん…………」",
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"402001012_38": "「よかった……。\\n 無事だったんだね……」",
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"402001012_39": "「さっき声が聞こえたって言ってたよな?」",
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"402001012_40": "「うん……うっすらとだけど。\\n でも、なんにもできなかった……」",
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"402001012_41": "「……多分、こいつがヤントラ・サルヴァスパの力を使って、\\n お前を押さえつけた時、声が届いたんだろうな……」",
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"402001012_42": "「わたしを助けようと力を……、\\n ごめんね……ありがとう…シャロンちゃん」",
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"402001012_43": "「あ、そうだ。ミーナさんは?」",
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"402001012_44": "「隣の部屋で休んでる。\\n あと、八紘さんは怪我の治療に行ってるよ」",
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"402001012_45": "「あ、どうぞ」",
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"402001012_46": "「……目が覚めたのね。声が聞こえたから、その――」",
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"402001012_47": "「ミーナさん……、わたし……」",
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"402001012_48": "「……今は、余計なことは考えずにゆっくり休みなさい」",
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"402001012_49": "「……はい、そうします」",
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"402001012_50": "「響……」",
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"402001012_51": "「それじゃ、何かあったら呼んでちょうだい」",
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"402001012_52": "「ミーナさん、あんまり顔色よくなかったね……」",
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"402001012_53": "「いろいろ、思うところもあるんだろ……」"
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