{ "388000922_0": "「ニャァ~」", "388000922_1": "(どんどん森の奥に入って行く……。", "388000922_2": " この先にきっと、戦局を左右する何かがある――ッ!)", "388000922_3": "「あれは……アカオニッ!?」", "388000922_4": "「…………」", "388000922_5": "「動かない……? そうか、緒川さんの身体を動かしている間、\\n 自分は動けないんだッ!」", "388000922_6": "「アカオニが咥えてるあの笛……操られてる緒川さんも咥えてた。\\n あれが緒川さんを操る仕掛けなのかも」", "388000922_7": "「それなら――」", "388000922_8": "「…………」", "388000922_9": "「……アカオニは動かない。\\n これを壊せば――」", "388000922_10": "「アルカ・ノイズッ!?", "388000922_11": " ……ッ!」", "388000922_12": "「――忍なら、詰めの詰めまで油断しないッ!」", "388000922_13": "「やっぱり、罠があった……」", "388000922_14": "「ニャァ~」", "388000922_15": "「うん。\\n あなたのご主人様を解放しようね」", "388000922_16": "「きっと、この笛を破壊すれば――ッ!」", "388000922_17": "「これで……」" }