{ "388000132_0": "「当たれぇぇぇッ!」", "388000132_1": "「くそッ、また変わり身か……ッ!」", "388000132_2": "「変わり身に分身の術って、\\n これじゃあまるで忍者ね」", "388000132_3": "「どことなく、見た目も忍者っぽいし……」", "388000132_4": "「ふざけた恰好しやがって……。\\n あたしたちをおちょくってんのかッ!?」", "388000132_5": "「アルカ・ノイズにこんな改造を施すなんて……。\\n 手を加えた錬金術師は何を考えてるのかしら?」", "388000132_6": "「あたしの世界の錬金術師も癖は強いけど、\\n ここのは数段悪趣味だな。それでいて厄介なのが腹立つよ」", "388000132_7": "「これを忍者と呼ぶのは、僕としては複雑ですね……。\\n 明らかに、忍のなんたるかを理解していない……」", "388000132_8": "「なんにしても、\\n 応戦しないわけにはいかないわね」", "388000132_9": "「やるなぁ、緒川さん。\\n 餅は餅屋ってとこか」", "388000132_10": "「そのくくられ方は複雑ですね……」", "388000132_11": "「緒川です」", "388000132_12": "「そっちに妙な男が行ったッ!\\n 注意しろッ!」", "388000132_13": "「妙な男……?\\n すみません、もう少し具体的に――」", "388000132_14": "「――先程の言葉、聞き捨てならんでゴザルな」", "388000132_15": "「え……ッ!?」", "388000132_16": "「なんだ、誰かいるのかッ!?」", "388000132_17": "「――そこですッ!」", "388000132_18": "「木の上に、誰かいる……?」", "388000132_19": "「緒川さんのクナイを弾いた……ッ!?」", "388000132_20": "「誰だッ!\\n 姿を見せろッ!」", "388000132_21": "「……フッ。いいだろう。\\n 某の雄姿、その目に焼き付けるがいいッ! ――トォッ!」", "388000132_22": "「な……ッ、\\n こいつは……ッ!?」", "388000132_23": "「その恰好って……」", "388000132_24": "「もしかして……」", "388000132_25": "「忍、者……?」" }