{ "385000731_0": "「姉さん……」", "385000731_1": "「さあ、約束よ。\\n セレナを離しなさい」", "385000731_2": "「フン、馬鹿めが。\\n そんな約束など、守る必要は――」", "385000731_3": "「構いません。\\n 行きなさい、セレナ・カデンツァヴナ・イヴ」", "385000731_4": "「な……ッ!?\\n どういうつもりだ、賊を逃がすなどッ!」", "385000731_5": "「約束をしましたからね。\\n 違えることはありません」", "385000731_6": "「……思っていたより甘い男のようだな、君は」", "385000731_7": "「ほ、本当に解放してくれたデス。\\n アイツ、ひょっとしていい奴デスか……?」", "385000731_8": "「わたしたちを障害と思っていないだけだと思う」", "385000731_9": "「セレナ、早くこっちへ。", "385000731_10": " ……セレナ?」", "385000731_11": "「やっぱりダメ……。", "385000731_12": " タルタロスを……返してッ!」", "385000731_13": "「負傷しているあなたなど、\\n 敵にすらなりません」", "385000731_14": "「セレナ、無茶はやめなさいッ!」", "385000731_15": "「こうなったら援護するデスよ――ッ」", "385000731_16": "「まだこいつらが出てくるデスかッ!?」", "385000731_17": "「ミスター・イシヤ。\\n 降りかかる火の粉を払うことまでは止めまいな?」", "385000731_18": "「……どうぞ、お好きになさってください」", "385000731_19": "「と、いうわけだ。\\n 馬鹿な仲間が、せっかくの取引を台無しにしたな」", "385000731_20": "「わたしの妹を侮辱するなッ!」", "385000731_21": "「……あの気持ちが分からないのなら、\\n あなたこそ大馬鹿者」", "385000731_22": "「そうデスッ!\\n 超ド級の大馬鹿デスッ!」", "385000731_23": "「貴様ら……ッ!」", "385000731_24": "「みなさん……」", "385000731_25": "「セレナさん、少し待ってるデスよッ!\\n こんな奴ら、すぐに全部ぶっ壊してやるデスッ!」" }