{ "380000711_0": "Depression Memory", "380000711_1": "「くッ……、攻撃をしても\\n エネルギーが吸収されてしまう……ッ!」", "380000711_2": "「吸収しきれない高火力で末端から削っていくしかないッ!\\n 行くぞッ!」", "380000711_3": "「どっかーんだゾッ!」", "380000711_4": "「ヌオォォォォォォォッ!」", "380000711_5": "「各個撃破したところで、新たな根茎が伸ばされてくるッ!\\n これでは、キリが無いぞ――」", "380000711_6": "「……葉っぱも、今までとは段違いの強さですわね」", "380000711_7": "「派手に強化されている。\\n もはや油断していい相手ではないな」", "380000711_8": "「全く、面倒すぎるわね……」", "380000711_9": "「……あたしが、今度こそッ!\\n さっき炎を吸収した根茎を躱して、本体に直接炎を――」", "380000711_10": "「無暗に近づくなッ!\\n ガスの存在を忘れたのか――ッ!」", "380000711_11": "「ぐ――ッ!?\\n ゴホ……ゴホッ! カハ……ッ!」", "380000711_12": "「あのガスをまともに受けるなど……\\n おいッ! 大丈夫か、しっかりしろッ!」", "380000711_13": "「…………」", "380000711_14": "「あららー」", "380000711_15": "「ガスの威力も、派手に強化されているようだな」", "380000711_16": "「マスター、どうするんだゾ?」", "380000711_17": "「…………」", "380000711_18": "「……この馬鹿はオレがなんとかしよう」", "380000711_19": "「キャロル、任せていいのか?」", "380000711_20": "「ああ、オレはガングニール使いの馬鹿とは、\\n ほとほと縁があるようだからな」", "380000711_21": "「フ……そうかもしれないな。\\n それなら、ザックームは私が引き付けよう」", "380000711_22": "「ああ。――お前たちはサンジェルマンを援護しろ。\\n オレがこの馬鹿を正気に戻すまで、時間を稼げッ!」", "380000711_23": "「了解(したゾ)ッ!」" }