{ "103500541_0": "「お見事ッ! さすがはフロンティア事変の汚れた英雄、\\n マリア・カデンツァヴナ・イヴ」", "103500541_1": "「だが、その勢いも、いったいいつまで持つかなぁ?」", "103500541_2": "「フフ……」", "103500541_3": "「何を笑っている? 頭がおかしくなったか?」", "103500541_4": "「なぜ笑ってるかって? それはあなたが滑稽だからよ」", "103500541_5": "「なんだと――?」", "103500541_6": "「なッ!? なんだこれは、身体が動かんッ!!」", "103500541_7": "「錬金術師も日本の現代忍法は知らぬと見えるな」", "103500541_8": "「なっ……貴様はッ!?」", "103500541_9": "「遅かったわね。どれだけゆっくりお茶を飲んでたのよ」", "103500541_10": "「そんな事はない。予定通りだろう」", "103500541_11": "「まさか……罠だとッ!?」", "103500541_12": "「ええ。そうよ、あなたを捕える為の、ね」", "103500541_13": "「しかし、そんな素振りは……はッ!? 茶……だとッ!?」", "103500541_14": "「……翼、先に出るわ。\\n それじゃまたね」", "103500541_15": "「……わかってる。またな、マリア。\\n わたしはもう一杯いただいてから出よう」", "103500541_16": "「まさか……あの時の、あれだけで、だとッ!?」", "103500541_17": "「あなたはそこで見てなさい。\\n こいつらを片付けたら、後で尋問させてもらうから」", "103500541_18": "「だが、わたしたちのステージのチケット代――\\n 決して安くはないぞ?」" }