{ "336000331_0": "「よくぞ生き残ってきたッ、僕の精鋭たちよッ!」", "336000331_1": "「あれだけの数のノイズを相手にして……」", "336000331_2": "「晩御飯の前に帰ってこられるなんて……」", "336000331_3": "「その戦いっぷりは見させてもらったが、\\n 確かに頼もしいところは否めない……」", "336000331_4": "「訃堂様からの通達もあるし、\\n そろそろ君たちを信用してもいいのかもしれないな」", "336000331_5": "「では、凪司令代行。\\n 1つお聞きしたいことがあるのですが」", "336000331_6": "「許可する。あと、僕の官職は司令ね。\\n 『明日の司令』、『将来の司令』だと言いづらいでしょ」", "336000331_7": "「ここが特異災害対策機動部二課であるならば、\\n いくつかの聖遺物の管理もしているはず」", "336000331_8": "「その中にギャラルホルンと呼ばれる聖遺物があれば、\\n 調査資料などを開示いただけないだろうか」", "336000331_9": "(うっわッ、翼さんてば単刀直入……剣だけに)", "336000331_10": "「……」", "336000331_11": "「司令代行ッ!」", "336000331_12": "「代行のおっさんッ!」", "336000331_13": "「……」", "336000331_14": "「凪司令ッ!」", "336000331_15": "「うほ☆(ほんのり桜色)」", "336000331_16": "「――ではないッ! 機密に関わるようなことを\\n 僕が軽々に語るとも思ったのかね、君は?」", "336000331_17": "「わたしたちが元の世界に帰還するために必要なことゆえ、\\n どうか、協力をお願いしたく――」", "336000331_18": "「くどいとは思わないかね?\\n 僕のご機嫌はすっかり斜めだッ! あとは好きにしたまえッ」", "336000331_19": "「行っちゃった……」", "336000331_20": "「すまない。早計であったかもしれない」", "336000331_21": "「いや、どうかな?\\n 何かしら痛いところを突かれたようにも見えるが……」", "336000331_22": "「怒らせちゃったかな?」", "336000331_23": "「気にしない気にしない。\\n 望みは高く果てしなくよ」", "336000331_24": "「はい?」", "336000331_25": "「それよりも、好きにさせてもらおうじゃない。\\n 今日はみんなでやりたいことがあるの」", "336000331_26": "「やりたいこと?」", "336000331_27": "「ずばり、みなさんの歓迎会ですわッ!」", "336000331_28": "「歓・迎・会……ッ!?」", "336000331_29": "「うん。せっかく公認の協力体制になったからね。\\n ちなみに場所は、ふらわーってお店で……」", "336000331_30": "「ふらわあああああああああッ!?」", "336000331_31": "「お好み焼きのお店なんです。\\n すごく優しいおばちゃんがやられてるお店でして……」", "336000331_32": "「うんうん、おいしいよねッ!」", "336000331_33": "「知っているのか、立花響ッ!?」", "336000331_34": "「わたしたちの世界にもあるんだ。\\n あー、思い出したら、お腹がすいてきたッ!」", "336000331_35": "「やっぱ、ひと暴れした後は粉ものがジャスティスだよね。\\n 暴れた数だけ、(食欲に)優しくなれるッ!」", "336000331_36": "「じゃあ、さっそく行こうよッ!\\n あとは好きにしろって代行の許可も下りたことだしさッ!」" }