{ "329000532_0": "「フ……予想以上にやってくれるな」", "329000532_1": "(装者の数こそ、予想の外だったが)", "329000532_2": "(それでこそ、アルカ・ノイズの反応を使ってまで\\n わざわざおびき寄せた甲斐があるというもの)", "329000532_3": "(仮に装者の力が及ばずとも、\\n 最悪、戦力を削れればとも思ったが……)", "329000532_4": "(まさか、こうも一方的な展開になるとはな)", "329000532_5": "(オートスコアラーたちが窮地に陥れば、\\n アイツが姿を現すはず……)", "329000532_6": "(その時こそ、奴の尻尾を掴んでみせる)", "329000532_7": "「さあ、そいつらを追い詰めるがいい、装者どもッ!」", "329000532_8": "「このオレの目的のためになッ!」", "329000532_9": "「はあああ――ッ!!」", "329000532_10": "「うっそだろッ!?」", "329000532_11": "「まさか、レイアの妹も物ともしないだなんてッ?」", "329000532_12": "「よそ見している場合ではないぞッ!」", "329000532_13": "「でりゃあ――ッ!!」", "329000532_14": "「こいつはこいつで馬鹿力なんだゾッ!?」", "329000532_15": "「ええい、忌々しい子ねッ!」", "329000532_16": "「そこをどけ、唐変木ッ!」", "329000532_17": "「はあああッ!」", "329000532_18": "「なッ!? なんだよこの壁みたいのはッ!?」", "329000532_19": "「剣だッ!! お前の相手ならばわたしが務めようッ!」", "329000532_20": "「なんてド派手な剣ッ!?」", "329000532_21": "「ああもうッ!\\n さっきからしっちゃかめっちゃかじゃないッ!」", "329000532_22": "「こうなったらマスターも手伝ってくれればいいのにッ!」", "329000532_23": "「って……あれ?」", "329000532_24": "「マスターが直接戦った事なんてあったかしら?」", "329000532_25": "「隙あり―――ッ!」", "329000532_26": "「なッ! こいつどっから――」", "329000532_27": "「立花が貴様の死角になるよう動いていたまでだ」", "329000532_28": "「ぐッ……やってくれるじゃないのさッ!!\\n だけど、これくらい――うッ!?」", "329000532_29": "「ガリィッ!?」", "329000532_30": "「派手に損傷したようだッ!」", "329000532_31": "「これじゃ動けそうにないんだゾッ!」", "329000532_32": "「それ以上壊れれば、計画に支障が出ます。\\n ガリィはそのまま寝ていなさい」", "329000532_33": "「マスターッ!?」", "329000532_34": "「やれやれ。本当に役に立ちませんね。\\n あなたたちは……」", "329000532_35": "「出てきてはいけません、こいつらは危険です」", "329000532_36": "「マスターだとッ!?」", "329000532_37": "「フ……この程度の輩が脅威になると?」", "329000532_38": "「それじゃ、この人が……」", "329000532_39": "「でも、その姿――」", "329000532_40": "「この姿がどうかしましたか?」" }