{ "103001932_0": "「……救ってあげなきゃな」", "103001932_1": "「何せあたしも、救われた身だッ!」", "103001932_2": "「……あいつも、父親を失ってたんだな。\\n だから、あたしと同じなんだ」", "103001932_3": "「パパとママを思い出すたびに、\\n それを失った事が辛くて、悲しくて……」", "103001932_4": "「世界全部が敵に見えて、何もかもぶっ壊れればいいって\\n 否定して……」", "103001932_5": "「――でも違うッ!\\n あたしのパパもママも、そんな事は望んじゃいねぇッ!」", "103001932_6": "「だから、間違ってるって、今度はあたしが教えてやるんだッ!」", "103001932_7": "「ったく、あたしが誰かを救おう、なんてな。\\n あいつらに会うまでは考えられなかった……」", "103001932_8": "「まあでも、泣いている後輩を見かけたら、\\n 先輩としてやらないわけにはいかないだろッ!」" }