{ "305001212_0": "「奥を調べるぞ。この遺跡でカタを付ける」", "305001212_1": "「遺跡の奥でクリスちゃんたちとも合流できますかね」", "305001212_2": "「別のルートを進んでいるんじゃないかしら。\\n だって静かだもの」", "305001212_3": "「なるほど。確かにクリスちゃんたちなら、\\n もっと、どっかんどっかんやってますよねッ!」", "305001212_4": "「ノイズが遺跡の手入れをするとは思えない……にしては\\n よく保たれた遺跡だ。たとえば、このレリーフなど……」", "305001212_5": "「ん、なにかレリーフが沈み込んだような――」", "305001212_6": "「翼ッ!」", "305001212_7": "「壁から鉄のトゲが飛び出したッ!?」", "305001212_8": "「翼、無事なのッ!?」", "305001212_9": "「……ふう。危なかった。間一髪というところだな……ッ!」", "305001212_10": "「本っ当にギリギリのとこでしたね。胸をかするぐらいの」", "305001212_11": "「胸……そうね、あと少しで胸に……」", "305001212_12": "「……マリアさん?」", "305001212_13": "「どうした、マリア」", "305001212_14": "「いえ……なんでもないわ」", "305001212_15": "「それよりも、対侵入者用の罠が仕掛けられているみたいね。\\n 不用意な行動は控えて、慎重に進みましょう」", "305001212_16": "「ああ、そうしよう」", "305001212_17": "「はい、わかりましたッ!」" }