{ "324000851_0": "「くッ! 2人は何処へ行った?」", "324000851_1": "(まずい……、せっかくフィーネがカバーしてくれたのに、\\n あたしが2人を見失うなんて……)", "324000851_2": "「ん? なんだ……」", "324000851_3": "「何か、変な……」", "324000851_4": "「――なッ、なんだよ、ここは……ッ!」", "324000851_5": "(明らかに普通じゃない。\\n 遠目にはこんなものまったく見えなかったのにッ!)", "324000851_6": "「……結界?」", "324000851_7": "「……そうか、そういうことかッ!」", "324000851_8": "「来てしまったか」", "324000851_9": "「2人とも、やっぱり」", "324000851_10": "「あなたにだけは嘘はつきたくなかったのですが……」", "324000851_11": "「けれど、それ以上に巻き込みたくなかった」", "324000851_12": "「それじゃあ……これが……」", "324000851_13": "「ええ……その通りです」", "324000851_14": "「これが、ドイツ、そして米国が探し求めている\\n 『マヤの遺産』……」", "324000851_15": "「私たちが遺産の守り人から託されて、\\n 今まで隠し通してきたものです」", "324000851_16": "「…………」" }