{
"307002012_0": "「うおおおおおぉ――ッ!」",
"307002012_1": "「ガアアァ、グウゥアアアアア……ッ!」",
"307002012_2": "「司令の本気、これほどのものかッ!」",
"307002012_3": "「正真正銘、たった1人で圧倒してやがる……ッ!」",
"307002012_4": "「さすがは師匠ですッ!」",
"307002012_5": "「了子くんッ! 聞こえるかッ!」",
"307002012_6": "「俺が生きている限り、勝手にいなくなることは許さんッ!」",
"307002012_7": "「だけど、特機装束が薄れてきている……ッ!」",
"307002012_8": "「時限式デスかッ!?」",
"307002012_9": "「加えて負荷にも制限付き、\\n もうとっくに限界は超えているはずですッ!」",
"307002012_10": "「司令は、それでも――ッ!」",
"307002012_11": "「お前は、俺を殺すんだろッ!\\n 『約束』を思い出せッ!!」",
"307002012_12": "「君が俺に殺されるんじゃない――君が俺を殺すんだろッ!\\n だったら出て来いッ! 俺はここにいるッ!!」",
"307002012_13": "「じゃあ、約束だ。君は俺を殺したら好きにするといい。\\n ただし、それまでは二課の研究員として一緒に働いてもらう」",
"307002012_14": "「いいわ。少しでも隙を見せれば、私はお前を殺す」",
"307002012_15": "「それでいい。さて、研究にひと段落ついたのなら、\\n 久しぶりにあの店で一杯やらないか」",
"307002012_16": "(やく、そく……?)",
"307002012_17": "「竜の様子がッ!?」",
"307002012_18": "「おおおおおおおおお――ッ!!」",
"307002012_19": "「拳で……竜を砕いてるッ!?」",
"307002012_20": "「でももう、装束が消えそうデスよーッ!」",
"307002012_21": "「まだだッ! 完全に消え去る前に――」",
"307002012_22": "「風鳴る一撃を――ッ!」",
"307002012_23": "「最速で最短でまっすぐに、一直線に――ッ!」",
"307002012_24": "「ぶちかましてやれええぇぇ――ッ!」",
"307002012_25": "「うおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ――ッ!!」",
"307002012_26": "「全く、無茶ばかりするわね……あなたは……」",
"307002012_27": "「他人事のように……\\n 誰のせいでこんな苦労していると思ってるんだ」",
"307002012_28": "「私の計画の邪魔ばかりする、本当に迷惑な人」",
"307002012_29": "「するさ。そういう約束だろう?」",
"307002012_30": "「フフ、本当に……おかしな男……」",
"307002012_31": "「竜が消える……」",
"307002012_32": "「やったッ! さっすが師匠ッ!」",
"307002012_33": "「また私の負けね……」",
"307002012_34": "「ああ、そうだな。\\n 帰ろう……俺たちの二課に」"
}