{ "306000811_0": "悪夢の予感", "306000811_1": "「ん……。なんだか、目が覚めちゃった……」", "306000811_2": "(姉さんは……よく眠ってるみたい)", "306000811_3": "(姉さんがいる場所に来てみて……羨ましいって思った。\\n 心強い仲間が、友達がたくさんいて)", "306000811_4": "(それから、わたしの知らないところで、姉さんを含めた\\n 6人の装者や、大きな施設、こんなにいろんな事が動いていて驚いた)", "306000811_5": "(そして、なにより安心した。\\n 戦いを終えたばかりの場でさえ、マリア姉さんが楽しそうに笑ってて)", "306000811_6": "(だけど……)", "306000811_7": "(同時にやっぱり7年という時間は大きいと感じた)", "306000811_8": "(月読さんや暁さんと会えたのは嬉しくて、雰囲気もそのままだったけど、\\n 2人とも昔より大きくなってて……)", "306000811_9": "(優しくしてくれるみんなの前では、\\n 戸惑うそぶりは見せないようにしたつもりだけれど……)", "306000811_10": "(大好きだった人たちなのに、ほんの少し、\\n 昔とは違う溝のようなものも、わたしは感じてしまった)", "306000811_11": "(……でもッ! マリア姉さんはやっぱりマリア姉さんだった。\\n どれだけ時間が経っても、わたしの自慢で大好きな姉さん)", "306000811_12": "(何も変わらない、優しいマリア姉さんのままだった)", "306000811_13": "(……S.O.N.G.って言ってたっけ。\\n わたしとマムもこっちに配置換えして欲しいな)", "306000811_14": "(マムも、マリア姉さんと会えて嬉しそうだった)", "306000811_15": "(戻ったらお願いしてみようかな?\\n でも、あっちに装者がいなくなってしまったら……)", "306000811_16": "「ふあ……あぁ。いろいろ考えたら、また眠くなってきちゃった。\\n もう一度、寝ようっと」", "306000811_17": "「おやすみ、マリア姉さん」", "306000811_18": "(マリア姉さんと一緒のベッド、あったかいな……)", "306000811_19": "「こっちに来ている時ぐらい、訓練を休んでもいいのよ?」", "306000811_20": "「こっちにいる時こそ休みたくないの。\\n 姉さんと一緒に訓練できるんだからッ!」", "306000811_21": "「あら、先客……調と切歌だったのね」", "306000811_22": "「おはようさんデスッ!」", "306000811_23": "「おはよう、2人とも」", "306000811_24": "「おはようございます」", "306000811_25": "「やけに早いわね」", "306000811_26": "「うん。わたしたち、強化キャンペーン中だから」", "306000811_27": "「お値段そのままおいしさアップデスッ!」", "306000811_28": "「せっかくだから一緒に訓練しましょうか」", "306000811_29": "「わたしも、2人と一緒に訓練したいです」", "306000811_30": "「だったらここはチーム戦デスッ!」", "306000811_31": "「それなら、姉さんとわたし、\\n 月読さん暁さんチームでどうですか?」", "306000811_32": "「セレナがいいなら、わたしも構わないわ」", "306000811_33": "「キャンペーン真っ最中のアタシたちを\\n 甘く見ないほうがいいデスよ?」", "306000811_34": "「キャンペーン中のわたしたちのコンビネーションは、\\n 3割増しの強さ」", "306000811_35": "「わたしと姉さんだって、バッチリなんですよ」", "306000811_36": "「フフ。用意はいい?\\n わたしが前に出るから、フォローして」", "306000811_37": "「うん、任せてッ!」", "306000811_38": "「セレナが相手でも手加減無しでいくデスッ!」", "306000811_39": "「当然、勝ちにいく……」" }