{ "105001812_0": "「くッ、ウィルスプログラムッ!\\n シェム・ハの断章を直接撃ち込まれたかッ!?」", "105001812_1": "「恐ろしき哉、神殺しの拳……。\\n だが、その躊躇がもたらす未来がこれだッ!」", "105001812_2": "「ヴァネッサッ!」", "105001812_3": "「ヴァネッサさんッ!」", "105001812_4": "「情けない顔しないの……、\\n あなたは護ったのよ……」", "105001812_5": "「……え?」", "105001812_6": "「呪われた拳でも、わたしたちの誇りを護ってくれた……」", "105001812_7": "「…………」", "105001812_8": "「教えてッ! 何が起きてるのッ!?」", "105001812_9": "「このままでは、ここマルドゥークが、\\n 新たなシェム・ハと再生――」", "105001812_10": "「このようにな」", "105001812_11": "「――ッ!?」", "105001812_12": "「万謝するぞ人間。1年前のあの日、刹那に人が1つに\\n 繋がったことで我は蘇り、メガラニカからの浮上を果たせた」", "105001812_13": "「――1年前?」", "105001812_14": "「月の落下を止めるために、世界中の人類がAppleに繋がれたから?\\n じゃあ、父祖の地の、あの歌は一体……」", "105001812_15": "「形を変えて現代に残る、統一言語の断片――\\n その成れの果てだ」", "105001812_16": "「人は、1つに繋がれないのではなく……」", "105001812_17": "「繋がっては、いけなかった……」", "105001812_18": "「だが、真実を知ったところで、\\n お前たちは月遺跡ごと吹き飛ばされる定め」", "105001812_19": "「このままだと地球に帰還どころか、宇宙の藻屑だッ!」", "105001812_20": "「ギアをッ! ギアを纏うデスよッ!」", "105001812_21": "「ギアを纏ったって、どうしようも――」", "105001812_22": "「きゃあああああ――ッ!」" }