{ "208000111_0": "超覚醒:小日向未来【暁光】", "208000111_1": "「立花さん、小日向さん。\\n 今週、これで何回目の遅刻かわかっているんですかッ!」", "208000111_2": "「ご、ごめんなさい……」", "208000111_3": "「すみませんでした」", "208000111_4": "「人助けをするのは立派だと思うけれど、\\n それとこれとは別問題ですからねッ!」", "208000111_5": "「はい、わかりました……」", "208000111_6": "「ごめんね。\\n わたしに付き合ってくれてたせいで遅くなっちゃって」", "208000111_7": "「響は放っておくとどこまでも駆け抜けて行っちゃうから、\\n 心配で1人にできないよ」", "208000111_8": "「うう……、困っている人を見るとつい……」", "208000111_9": "「知ってる。それが響だから、別にそれはいいんだけどね」", "208000111_10": "「はあ、わたしがもう1人いたらなあ。\\n そうすれば人助けしながら、授業に出られるのに」", "208000111_11": "「響がもう1人……?」", "208000111_12": "「ん? どうしたの?」", "208000111_13": "「あのね、並行世界で出会ったもう1人の響のことを\\n 思い出しちゃって」", "208000111_14": "「ああッ! 未来が助けてくれた、並行世界のわたしッ!」", "208000111_15": "「元気にしてるかな……?」", "208000111_16": "「きっと元気だよ。わたしがこんなに元気なんだからッ!」", "208000111_17": "「うんッ! きっとそうだね」", "208000111_18": "「わたしとは性格が全然違うって言ってたけど、\\n どんな子だったの?」", "208000111_19": "「ツンケンしてて、ぶっきらぼうで……。でも、根っこは\\n ちゃんと響だったよ」", "208000111_20": "「なるほど……。\\n つまり、わたしとクリスちゃんを足した感じ?」", "208000111_21": "「フフ、それは全然違うよ」", "208000111_22": "「ええ? 全然わかんないよー」", "208000111_23": "(あの子に出会ったおかげで、わたしはまた\\n シンフォギアを纏うことができたんだよね)", "208000111_24": "「わたしの端末だ」", "208000111_25": "「……はい、立花です。\\n ……わかりました、すぐに向かいますッ!」", "208000111_26": "「本部から?」", "208000111_27": "「うん。アルカ・ノイズの反応が学院の近くに出たって。\\n 一緒に行こうッ!」", "208000111_28": "「うんッ!」", "208000111_29": "「大きい……、気をつけてね、未来ッ!」", "208000111_30": "「大丈夫。もうわたしは護られるだけじゃないんだから」", "208000111_31": "(向こうの世界の響を護るために\\n また纏うことになったシンフォギア……)", "208000111_32": "(この力で響と一緒に戦うと決めたからッ!\\n わたしに力を貸して、神獣鏡ッ!)", "208000111_33": "「Rei shen shou jing rei zizzl――」", "208000111_34": "「これがわたしの、シンフォギアだッ!」" }