{ "333000741_0": "「シャロンちゃんを、返してッ!」", "333000741_1": "「…………」", "333000741_2": "「お前たち、何故に聖遺物を奪おうとするッ!?」", "333000741_3": "「それが、世界を護ることに繋がるからだッ!」", "333000741_4": "「世界を護る、だと……ッ!」", "333000741_5": "「正義の味方にでもなったつもりかッ!\\n わけわかんねーこと言ってんじゃねーよッ!」", "333000741_6": "「させないッ! 翼は、わたしが護る」", "333000741_7": "「……邪魔をしないで。\\n 今回の任務は、聖遺物の奪取じゃない」", "333000741_8": "「わたしたちは、\\n ここにある聖遺物を破壊しなければいけないの」", "333000741_9": "「聖遺物を奪うんじゃなくて、破壊……?\\n どうして?」", "333000741_10": "「あの聖遺物は危険すぎる、\\n 動き出したら大変なことになるから」", "333000741_11": "「さっき、オレたちが正義の味方にでもなった\\n つもりかと言ったな? いいや、むしろ悪党だッ!」", "333000741_12": "「ならば、なおさらここを\\n 通すわけにはいかないッ!」", "333000741_13": "「だけどな、悪党にしかできない正義ってのも\\n あるんだよッ!」", "333000741_14": "「――ッ!?」" }