{ "330000922_0": "「はあああ――ッ!」", "330000922_1": "「くッ、雑魚どもの数が多いッ!」", "330000922_2": "「それでも、わたしたちが揃えば……ッ!」", "330000922_3": "「ベビー・アルゴスだけでは抑えきれないというのか?」", "330000922_4": "「当然よッ!」", "330000922_5": "「今はこちらにマリアがいる。\\n この前と同じだと思わないでもらおうかッ!」", "330000922_6": "「チッ……」", "330000922_7": "「それなら、もっと力を解放して……ッ!」", "330000922_8": "「はあああ――」", "330000922_9": "「ああ、ぐううう……ッ!」", "330000922_10": "「敵の様子がおかしいッ!」", "330000922_11": "「な、なんデスかッ!?」", "330000922_12": "「アルゴスの眼の浸蝕部分が広がって……ッ!?」", "330000922_13": "「どういうことなんですかッ!?」", "330000922_14": "「彼女はアルゴスの眼という聖遺物と融合しているの。\\n 暴走を抑えつけていると言っていたけれど……」", "330000922_15": "「それが広がっているということは……」", "330000922_16": "「意図的に制限を解除して、\\n 聖遺物の力を解放しようというのかッ!?」", "330000922_17": "「フ、フフ……そうだ……。身体の一部を明け渡し、\\n さらなる力を引き出す……ッ!」", "330000922_18": "「無茶よッ! 元の状態でもあんなに苦しんでいたというのに。\\n このままじゃ抑えきれなくなる……ッ!」", "330000922_19": "「それなら今のうちにとっ捕まえればいいッ!」", "330000922_20": "「くッ、邪魔だッ!」", "330000922_21": "「近づけないデスッ!」", "330000922_22": "「やめなさいッ! このままではアルゴスの眼に\\n 飲みこまれてしまう、人間ではなくなってしまうわッ!」", "330000922_23": "「たとえ、そうなっても……、復讐がなせるのならば……。\\n わたしは、あああ――ッ!」", "330000922_24": "「あれ、は……」", "330000922_25": "「完全に聖遺物に飲みこまれてッ!?」", "330000922_26": "「眼玉だらけの怪物デス……ッ!」", "330000922_27": "「ジャンヌッ! 止まりなさいッ!\\n あなたの目的は妹を救うことでしょう? こんな方法では――」", "330000922_28": "「危ない――ッ!」", "330000922_29": "「く……ッ! もう、心まで怪物になってしまったというの?」", "330000922_30": "「わからない……。だが、止められるのはわたしたちだけだ」", "330000922_31": "「行くぞッ!」" }