{ "326001112_0": "「いくら現れても、いくらかかってきても――ッ!」", "326001112_1": "「わたしは、もう負けないッ!」", "326001112_2": "「はあッ、はあッ、はあッ……」", "326001112_3": "「すり減ったはずの心が持ち直している……、\\n どうしてだろう?」", "326001112_4": "「ベルちゃん……もう、間違えたり、自分に負けたりしない」", "326001112_5": "「うーん……。\\n それなら、こういうのはどうかな?」", "326001112_6": "「ッ!? これは……何?」", "326001112_7": "「わたしはね、前も言ったけど悪意の種に付随した、\\n 思念のようなものなの」", "326001112_8": "「だから、わたしは悪意の種……『マリスシード』に干渉する\\n ことができる。その力を使ってちょっとしたことをね」", "326001112_9": "「悪意の種、マリスシードは、世界蛇から落ちた悪意の塊、\\n その力が強まったらどうなるか――」" }