{ "324000221_0": "「さっそくだけど、まずは現状について共有してもらえるかしら?」", "324000221_1": "「ああ、バルベルデが内戦状態にあることは\\n すでに周知の事実だろう」", "324000221_2": "「そうだな」", "324000221_3": "「我々は、この状況を収めるために介入を行い、\\n NGO団体を保護したところだ」", "324000221_4": "「それは――雪音夫妻が代表の?」", "324000221_5": "「その通りだ。彼らは紛争地域での民間人の救助に\\n 尽力してくれていた団体で――」", "324000221_6": "「民間人共々、我々の護衛対象だ」", "324000221_7": "「うまくやれそうで安心した」", "324000221_8": "「こちらもだ。……ところで、\\n 君はソネット・M・ユキネ氏の親類なのか?」", "324000221_9": "「……な、なんでだよ?」", "324000221_10": "「いや、どことなく似ている気がしたものでな」", "324000221_11": "「他人の空似だろう」", "324000221_12": "「そうか」", "324000221_13": "「それより、そのNGO団体のところに案内してもらえる?」", "324000221_14": "「もちろんだ。村まで案内しよう」", "324000221_15": "「た、隊長ッ!」", "324000221_16": "「どうしたッ!?」", "324000221_17": "「敵襲ですッ! 村の近くにあいつらがッ!」", "324000221_18": "「くッ! すぐに戦闘準備を整えろッ!\\n 出るぞッ!」", "324000221_19": "「どうやら悠長に話している場合ではないようだ。\\n 協力を頼めるか?」", "324000221_20": "「言われるまでもないッ!\\n 場所はどこだッ!」" }