{ "401000351_0": "「大口開けて――飲み込まれちまうぞッ!」", "401000351_1": "「え――ッ!?」", "401000351_2": "「そ、そんな……ッ!」", "401000351_3": "「――あ、あれはッ!\\n 巨大化した剣で蛇の口を留めたのかッ!」", "401000351_4": "「翼さんッ!」", "401000351_5": "「天羽々斬が噛み折られれば\\n もろともに終わりだったが、試した価値はあったな」", "401000351_6": "「脱出するぞッ!」", "401000351_7": "「は、はいッ!」", "401000351_8": "「させるかッ!」", "401000351_9": "「今のうちだッ!」", "401000351_10": "「掴まれッ! は――ッ!」", "401000351_11": "「ふう……間一髪だったな」", "401000351_12": "「ヒヤヒヤさせやがって」", "401000351_13": "「危なかったーッ!\\n 翼さんとクリスちゃんのおかげだよッ!」", "401000351_14": "「あまり無茶を重ねてくれるな。\\n だが、よく街を護った」", "401000351_15": "「いえ、\\n この世界を護ることもわたしたちの役目ですからッ!」", "401000351_16": "「あ、そういえば、さっき口の奥になんか\\n 変なのが見えたような……?」", "401000351_17": "「変なのってなんだ?」", "401000351_18": "「なんかこう、ぐわっと……」", "401000351_19": "「話し込んでる暇はないぞ。\\n 未だ蛇はこちらを狙っているッ!」", "401000351_20": "「またカルマノイズかよ……って」", "401000351_21": "「世界蛇が、消える……?」", "401000351_22": "「置き土産は残ったが……撤退したのか?」", "401000351_23": "「わかりませんが、ともかく世界蛇のエネルギー反応は\\n 消失しています」", "401000351_24": "「アイツ、この前のヤバい攻撃は撃ってこなかった。\\n S2CAのダメージが残ってたのか?」", "401000351_25": "「恐らく、そうだと思う」", "401000351_26": "「今、蛇が消えていくのはどうしようもないけど、\\n だったら……次はッ!」", "401000351_27": "「ああ、残りのカルマノイズを倒し、\\n 次に備えるだけだ」", "401000351_28": "「消耗した身体にカルマノイズ、軽くはねーけど\\n やれるッ!」", "401000351_29": "「まずはこいつを――やっつけるッ!」" }