{ "376000312_0": "「やられて、たまるかああああッ!」", "376000312_1": "「やった、倒せたデスッ!」", "376000312_2": "「とりあえず、一安心だね」", "376000312_3": "「あの……ッ!」", "376000312_4": "「あ、明日香ちゃん。\\n いきなりこんな状況でびっくりしたよね」", "376000312_5": "「だが、説明しようにも、\\n わたしたちも状況が分かっていないのだ」", "376000312_6": "「気が付いたらこの廃墟の街に投げ出されていて、\\n 突然、あの獣みたいな怪物たちに襲われて……」", "376000312_7": "「……獣の怪物との戦いを余儀なくされているのですね。\\n 納得しましたッ!」", "376000312_8": "「そ、そんなにすぐ納得できるデスッ!?」", "376000312_9": "「ヒーロー見習いとして、\\n それくらいまでは想定済みですッ!」", "376000312_10": "「それより、あなたたちが纏っているソレッ!\\n よく見せてくださいッ!」", "376000312_11": "「わ、わ……」", "376000312_12": "「……似てる。やっぱり、あの人の姿にそっくり……」", "376000312_13": "「えッ!? そっくりって、誰に……」", "376000312_14": "「ということは……響先輩は、本物の歌の戦士?\\n あたしのことを助けてくれた、あの人と同じ……」", "376000312_15": "「――ッ!\\n この気配はッ!?」", "376000312_16": "「危ないッ!\\n ヒーローキイイイックッ!!」", "376000312_17": "「グウァウッ!」", "376000312_18": "「――ッ!?\\n あたしの攻撃が、通らないッ!?」", "376000312_19": "「危険だッ!\\n 早く下がれッ!!」", "376000312_20": "「いち早く気づいてくれて助かりましたけど、\\n 生身で、なんて無茶を……」", "376000312_21": "「わあッ! さらに出てきたデスッ!\\n さっきより大勢デスよッ!?」", "376000312_22": "「この数を相手にはできないッ!\\n 一度退くぞッ! 走れッ!」", "376000312_23": "「了解ッ! 明日香ちゃんもついてきてッ!\\n ひとまず、話は後でッ!」", "376000312_24": "「わ、分かりました……ッ!」" }