{ "390000632_0": "「ブッ壊れあそばせェッ!」", "390000632_1": "「ム〜ッ!? ガリィ、デザイン以外にもマスターから\\n 強化とかしてもらったんだゾッ!? ズルいんだゾッ!」", "390000632_2": "「あぁ?\\n そんなんされてるわけないでしょ」", "390000632_3": "「マスターはあれでいて、\\n あたしたちには平等――」", "390000632_4": "「お前たちッ!!」", "390000632_5": "「この戦闘の痕跡……\\n アダムか?」", "390000632_6": "「はい。\\n 派手に件のアルカ・ノイズをばら撒いていきました」", "390000632_7": "「本人は、あたしたちが戦ってる最中に\\n いなくなっちゃったゾ……」", "390000632_8": "「あの男が真実を語っているとは最早思いませんが――", "390000632_9": " それでもばら撒かれたアルカ・ノイズは駆逐いたしましたわ」", "390000632_10": "「そうか……」", "390000632_11": "「マスター……」", "390000632_12": "「だが、まずいことになったな……\\n 4人で対処してくれたんだ。責める気はないが……」", "390000632_13": "「病院のゾンビ化患者たちは全員攫われ、行方知れず。\\n 幸いにも病院の騒動で怪我人はいなかったけど」", "390000632_14": "「キャロルたちの手前、\\n こんな言い方はしたくはないが、もしあの男が……」", "390000632_15": "「ええ。我らが錬金術師協会統制局長サマが。\\n ゾンビ化したヒトたちをどう『使う』つもりか……」", "390000632_16": "「く……ッ」", "390000632_17": "「最悪の事態は想定しておくべき……ですわね」", "390000632_18": "「それを想定しながらも、歌番組本番に臨む……", "390000632_19": " ……あの男を一度信じたマスターにとっては、地味に……」", "390000632_20": "「……心配するな。言っただろう。", "390000632_21": " オレは、オレの全力で、奴を信じる……とな」" }