{
"390000412_0": "「やはりこれだッ!」",
"390000412_1": "「トレーニングは戦闘に限るッ!」",
"390000412_2": "「派手に元気になりましたね、マスター」",
"390000412_3": "「戦闘中も衣装が映えてよきッ!」",
"390000412_4": "「エリザベートォ〜……\\n あたしもちょっと衣装が欲しいんだゾ……」",
"390000412_5": "「……ええ、そうね。\\n 顔出しは確かに4人のみ、の予定ではありましたが……」",
"390000412_6": "「私たちはマスターの四騎士。\\n 私とミカだけこのまま、というのは、少々……」",
"390000412_7": "「おおッ!? ミカちゃもファラちゃもやる気バチバチじゃんッ!\\n アタシも頑張らないわけにはいかなくなってきたぽいッ!」",
"390000412_8": "「そうだよね。せっかく舞台にあがるんだし、\\n 全員分あった方が良きだよねぇ」",
"390000412_9": "「そうだな。戦略的にも『覆面アイドル全員顔出し』ってほうが、\\n 注目を集められるんじゃないか?」",
"390000412_10": "「全員お揃いがいいんだゾッ!」",
"390000412_11": "「そのためにはあんたたちはもう少し頑張りなさいよ。\\n マスターと並ぶアイドルにふさわしくなりなさいな」",
"390000412_12": "「やはり私たち2人にはアイドル適性が足りないと?」",
"390000412_13": "「うーん、アイドル適性って言うか、\\n グループアイドル適性がまだ足りない感じ?」",
"390000412_14": "「ミカちゃは楽しくなっちゃって、\\n 自由に動き過ぎだしー」",
"390000412_15": "「ファラちゃは自分のリズムしか勝たんってパティーン」",
"390000412_16": "「やっぱりグループアイドルたるもの統一感が必要なんよ。\\n 統一感ありきで個性が光るっていうね」",
"390000412_17": "「ハハ、指摘についてはあたしも同意見だよ」",
"390000412_18": "「けどそこはこれからのレッスンでどうにかするし、\\n その統一感を見た目でも出せるから衣装は最強ってわけ」",
"390000412_19": "「曲のイメージをそのまま衣装に乗せて、\\n 歌と踊りで表現すればもう神よ」",
"390000412_20": "「派手なこだわりを感じるな」",
"390000412_21": "「そりゃあ、アイドルはこだわらなきゃッ!」",
"390000412_22": "「……カワイイって、尊いって、美しいって、\\n とにかく見てくれる人に強い感情を与えたいんだ」",
"390000412_23": "「今回の曲は『美しい』だね」",
"390000412_24": "「アタシが初めてこの歌を聴いて、感じたみたいに」",
"390000412_25": "「思い入れのある歌……ってことか」",
"390000412_26": "「思い入れってほど、ちゃんとは覚えてないけどねー。\\n すっごい昔の、なんてことない想い出だょ」",
"390000412_27": "「誰が、どんな場所で唄っていたかも曖昧だけど」",
"390000412_28": "「初めて聴いたときの、\\n 『美しい』って感情だけは鮮明に覚えてるんだー」",
"390000412_29": "「想い出の中の歌……か」",
"390000412_30": "「お前なりに、本気で歌が好きなんだな……」",
"390000412_31": "「エヘヘ。\\n こういうのって、ちょっと照れるよねー」",
"390000412_32": "「これだけの熱弁を聞けば、\\n マスターも全員分の衣装を作る気になったかしら?」",
"390000412_33": "「……ステージで顔を出すのは4人だけの予定だっただろう。\\n あくまで任務が最優先だ」",
"390000412_34": "「そいつは舞台の演出を考える仕事も残っているはずだ。\\n 追加の衣装作りで任務に支障が出たら元も子もない」",
"390000412_35": "「問題はなしよりのなし☆\\n アタシが2、3徹してどうにかなるならおけまる水産ッ!」",
"390000412_36": "「みんないい波のってるし、いけるっしょーッ!」",
"390000412_37": "「いい波のってるゾッ!」",
"390000412_38": "「わけのわからない言葉で誤魔化そうとしてもダメだ」",
"390000412_39": "「いい波のってるというのは――」",
"390000412_40": "「わざわざ解説しなくていいッ!」",
"390000412_41": "「冗談抜きで、これはマジだよッ!\\n だって、キャロぴったらすごいんだからッ!」",
"390000412_42": "「アタシじゃ自動人形のみんなの装備に\\n 直接手を加えることはできないから、できるのはデザインだけ」",
"390000412_43": "「でも、キャロぴはアタシの作ったデザイン、\\n 深いところまで理解してそのまま反映してくれるじゃんッ!」",
"390000412_44": "「これってば、マジゴイスーなことなんだからッ!」",
"390000412_45": "「ほんと、錬金術師としても、キャロぴマジリスペクト。",
"390000412_46": " 出会いにマジ感謝ッ!」"
}