{ "389000411_0": "完全なるアルカ・ノイズ", "389000411_1": "「――」", "389000411_2": "「この球アルカ・ノイズ、反応がなさすぎて\\n 攻撃しても効いてるのか、わからないッ!」", "389000411_3": "「しかも、影のように見えて硬いッ!\\n シュルシャガナが刃こぼれでもしそう……ッ」", "389000411_4": "「でもやるしかない、翼さんを待たせてるんだ……。", "389000411_5": " 切ちゃんだってがんばってるッ!」", "389000411_6": "「そこを、どけぇぇぇーッ!」", "389000411_7": "「はぁ、はぁ……ッ!\\n これで……」", "389000411_8": "「――ッ!?」", "389000411_9": "「増えたッ!?」", "389000411_10": "「……ううん、怯んでる場合じゃないッ!\\n 切ちゃんは言ってくれたッ!!」", "389000411_11": "「わたしたちは『ツバサ』を分けっこした『一翼』だってッ!」", "389000411_12": "「2人でいれば、もっと飛べる。\\n でも、わたしは、だからこそ今だって1人じゃないッ」", "389000411_13": "「これを片翼だなんて、思わないでッ!」", "389000411_14": "「――ッ!?\\n さっきも感じたものすごいプレッシャー……ッ!?」", "389000411_15": "「でも、なんだか――」", "389000411_16": "「え……ッ!?\\n こ、これって……」", "389000411_17": "「……くッ!?」", "389000411_18": "「す、すごい……。\\n 咄嗟の迎撃だったのに、出力が全然違う……ッ!?」", "389000411_19": "「それにこの攻撃、わたしだけの力じゃない……\\n まるで切ちゃんのイガリマみたいな……」", "389000411_20": "「これなら――この、切ちゃんみたいな優しくて強い力ならッ!\\n わたしは、おまえらなんかに負けはしないッ!」", "389000411_21": "「切ちゃんだって、\\n ニケの無事を確認したら、きっとすぐにでも……ッ!」", "389000411_22": "「その通りデースッ!!」", "389000411_23": "「切ちゃんッ!?」", "389000411_24": "「間一髪セーフ……なんてこともなかったデスね。\\n さすが調デスッ!」", "389000411_25": "「でも、遅くなってごめんデスッ!」", "389000411_26": "「切ちゃんも新しいギアをッ!?\\n 今の攻撃、まるでわたしの……ッ」", "389000411_27": "「デスデスッ!\\n アタシも、調から力をもらったデスからッ!」", "389000411_28": "「じゃあ、わたしのこのギアも、やっぱり……」", "389000411_29": "「はいデスッ! うまくは言えないデスが、感じるデスよ。\\n ニケさんを通じてアタシたちの力が、想いが1つになったデスッ!」", "389000411_30": "「ん……およ……もしかすると逆デスかね?\\n 別々だからこそ1つ……うう、わからなくなってきたデス」", "389000411_31": "「そうだね……詳しいことはわからないけど、\\n これならあのアルカ・ノイズ相手でも――」", "389000411_32": "「十二分に戦えるのデスッ!!」", "389000411_33": "「やろう、切ちゃんッ!」", "389000411_34": "「だって、わたしのところに来てくれたんだもの。\\n ニケも無事だったんでしょう?」", "389000411_35": "「無論デスッ!\\n この力、ニケはきっとこう言ってるデスよッ」", "389000411_36": "「1つのツバサ、2人揃って穴アルカ・ノイズを\\n ケチョンケチョンにしてやれってッ!」", "389000411_37": "「フフ。\\n うん、わたしもそう思う」", "389000411_38": "「だから――」", "389000411_39": "「わたし(アタシ)たちのザババの『双翼』、\\n とくと味わってもらう(デス)ッ!」" }