{ "388000832_0": "「くぅぅ……ッ!」", "388000832_1": "「確かに、そなたたちの成長速度は凄まじいでゴザル。", "388000832_2": " しかし――それも所詮はこの程度」", "388000832_3": "「某のジュツの前には無力でゴザル」", "388000832_4": "「……何を勝ったつもりになってる。\\n あたしはまだ立てるぞッ!」", "388000832_5": "「泥にまみれながら、でゴザルか?\\n ……まったくもって、クールとは程遠い」", "388000832_6": "「そんなものがニンジャだなど、笑わせないでほしいでゴザル。\\n ヒーローとは、もっと輝いて然るべきものでゴザル」", "388000832_7": "「クール? ヒーロー?\\n ――安いわね」", "388000832_8": "「何……?」", "388000832_9": "「泥臭くて結構。泥にまみれようが、土にまみれようが、\\n 何度だって立ち上がる……立って戦い続けるッ!」", "388000832_10": "「刃を支えるのは、いつだって心の強さ。\\n どんな苦境にも剋つ者を――忍者と呼ぶのよ」", "388000832_11": "「それが、わたしたちが緒川さんから教わった\\n 忍者の在り方ッ!」", "388000832_12": "「なんだ……何を言っているでゴザル……?」", "388000832_13": "「たとえあなたがどれだけ強くてもッ!」", "388000832_14": "「どれだけの敵が立ちふさがろうとッ!」", "388000832_15": "「あたしたちは、緒川さんから教えてもらった忍の力で、\\n おまえを倒す――ッ!」", "388000832_16": "「この光は、いったいなんでゴザルか……ッ!?」" }