{ "385000632_0": "「一歩も退かず……というわけにはいきませんでしたね。\\n しかし、その程度で勝てるとは思わないでいただきたいッ!」", "385000632_1": "(……ッ、重くて速い……ッ!\\n 一発でもまともにもらえば、そこから崩される……ッ!)", "385000632_2": "「そして既に、いなすだけで精一杯のご様子。\\n であれば、楽にして差し上げましょうッ!」", "385000632_3": "「かかった――ッ!」", "385000632_4": "「……ッ!? アガートラームの刃が全方位からッ!?\\n 罠を張っていましたかッ!」", "385000632_5": "「ですが――", "385000632_6": " それとて生ぬるいッ!!」", "385000632_7": "「――あなたなら、すべて弾くと思っていましたッ!」", "385000632_8": "「ッ!?\\n 飛来する刃に紛れて……ッ!?」", "385000632_9": "「覚悟ッ!」", "385000632_10": "「ぐぅ……ッ!」", "385000632_11": "「ハァ、ハァ……ッ!」", "385000632_12": "「……今のはなかなか効きましたよ。\\n まさか自ら懐に跳び込んでくるとは思いませんでした」", "385000632_13": "「甘く見ないでくださいッ!\\n わたしはAPPLEの副隊長で、マリア姉さんの妹ッ!」", "385000632_14": "「わたしにも、背負っているものがあるんです――ッ!」", "385000632_15": "「甘くなど見ていませんよ。\\n ……故に、私も本気でお相手致しましょう」", "385000632_16": "「終わらせていただきます。\\n セレナ・カデンツァヴナ・イヴ」" }