{ "385000332_0": "「おの、れ……装者ども……ッ!\\n 我らの、悲願……すぐ、そこに……」", "385000332_1": "「ようやく倒せた……」", "385000332_2": "「ゴキブリ並みの生命力デス」", "385000332_3": "「とはいえ、この遺跡の安全は確保できたわ。\\n あとは聖遺物を探すだけだけど、人手が欲しいわね」", "385000332_4": "「APPLEから応援を呼ぶわ。\\n ドクターにも合流してもらいましょう」", "385000332_5": "「それじゃあ、あなたたち。\\n ウロボロスの奴らの拘束は頼んだわよ」", "385000332_6": "「はい、任せてくださいッ!」", "385000332_7": "「さて、わたしたちは今のうちに聖遺物を探すわよ」", "385000332_8": "「なかなか骨が折れそうデスね……。ナツミさんの発明品には、\\n 宝のありかを教えてくれるレーダーとかないんデスか?」", "385000332_9": "「そんな便利な道具……あったらよかったんだけどね。\\n あなたのところの科学者さんも持ってないのかしら?」", "385000332_10": "「直接的な戦闘ではなかなか活かせない僕の頭脳――ッ!\\n 探索のお役には立ててみせましょうッ」", "385000332_11": "「戦闘中に見つけるって言ってたデスけど、\\n 結局見つけられなかった事、気にしてるデスか?」", "385000332_12": "「ぐ――ッ! あなたたちが装置を使った直後、\\n 通信がダメにならなければ……ッ!!」", "385000332_13": "「……その様子だと、やっぱり道具はないよね。\\n とりあえず、怪しいところがないか探してみようか」", "385000332_14": "「うーん……。\\n それらしいものなんて、どこにもないデスよー」", "385000332_15": "「ウロボロスも見つけられなかったみたいだから、\\n そう簡単には見つからない場所に隠されてると思うけど」", "385000332_16": "「矢がとんできたり、\\n ギロチンが落ちてきたりデスか……ッ!?」", "385000332_17": "「さすがに、そんなことはないと思いたいけど……」", "385000332_18": "「あんたたちねぇ、喋っている暇があったら、\\n 本腰入れて探しなさいよッ!」", "385000332_19": "「お、落ち着くデスよ、マリアちゃん」", "385000332_20": "「マリアちゃんって言うなッ!」", "385000332_21": "「……頭に血がのぼっていたら、\\n 見えるものも見えなくなるかも」", "385000332_22": "「そうデスよ。\\n マリアちゃんも、ちょっと休憩するデス」", "385000332_23": "「こうして壁に寄りかかって一息つけば、\\n きっといい考えも――」", "385000332_24": "――ガコンッ!", "385000332_25": "「へ……?\\n な、何か押してしまったみたいデスッ!?」", "385000332_26": "ゴゴゴゴゴ――ッ!", "385000332_27": "「あわわわわ……ッ! 罠が発動してしまったデスッ!?\\n 釣り天井デスか、大岩ごろごろデスかッ!?」", "385000332_28": "「ええい、落ち着きなさい、やかましいわねッ!」", "385000332_29": "「おや、これは……」", "385000332_30": "「……壁が動いたッ!?」", "385000332_31": "「隠し部屋だわッ!」", "385000332_32": "「……あったッ!\\n これだわ、邪竜の聖遺物ッ!」", "385000332_33": "「切歌さんのおかげだね」", "385000332_34": "「えっへんッ!\\n それほどでもないデスよー」", "385000332_35": "「……サボろうとしたやつに威張られると、\\n ちょっと腹立つわね」", "385000332_36": "「ま、お手柄なのは認めてあげる」", "385000332_37": "「こんな場所にもう用はないわ。\\n 一度エアーキャリアーに戻りましょう」" }