{ "384000921_0": "「ゲートが……開いたヨッ!」", "384000921_1": "「このまま維持するんだ、絶対に閉じるなッ!」", "384000921_2": "「みんな、お願い……ネフィリムをッ!」", "384000921_3": "「宝物庫のゲートが開いたッ!」", "384000921_4": "「あとはネフィリムを叩き込めば……ッ!」", "384000921_5": "「待つのです……ッ!!」", "384000921_6": "「ナスターシャ所長……」", "384000921_7": "「ネフィリムはこの世界を護る力ッ! 平和の要ッ!\\n このまま消滅させるなど、あってはなりませんッ!」", "384000921_8": "「平和どころか、このままではあたり一面を\\n 焼け野原にしてしまうのよッ!?」", "384000921_9": "「私がそんなことはさせません。\\n いえ、最悪そうなったとしても――ッ!」", "384000921_10": "「ネフィリムのコアさえ残れば、再現は可能ですッ!\\n その方がこの世界のためになるはずです」", "384000921_11": "「それともあなたたちはまだ、全部を救うなどという\\n 理想論を語るのですかッ!?」", "384000921_12": "「――ええ、その通りよ」", "384000921_13": "「馬鹿な……それがあなたたちの正義だとッ!?」", "384000921_14": "「正義なんかじゃないデス。\\n ここにあるのはアタシたちの想いだけデス」", "384000921_15": "「あの子たちを助けたい。力になりたい。\\n その想いを世界が認めなくても、諦めたりしない」", "384000921_16": "「自分の想いに嘘はつけない。\\n 誰かに悪だと言われても、世界を敵にまわしても」", "384000921_17": "「それがマムから教えられたこと。\\n 想いを貫くということッ!」", "384000921_18": "「なぜです……。\\n 同じナスターシャに育てられたのでしょうッ!?」", "384000921_19": "「なのになぜ、私に逆らうのです。\\n なぜ……ッ!」", "384000921_20": "「あなたとマムは違うわ、ナスターシャ所長」", "384000921_21": "「……ッ!?」", "384000921_22": "「マムの強さは、迷わない強さなんかじゃなかった」", "384000921_23": "「進む道に迷い、ためらい、苦しんで。\\n それでも信念を貫く、それがマムの強さだったわ」", "384000921_24": "「マムの優しさは、都合のいい相手だけに、\\n 向けるものじゃなかったデス」", "384000921_25": "「アタシたちの想いがどんな形であっても、認めて、育てて、\\n 貫けるように支えてくれるのがマムの優しさだったデス」", "384000921_26": "「マムの賢さは犠牲の数を計算する賢さじゃない」", "384000921_27": "「何が最善かをいつまでも考え続け、\\n 1人の犠牲も出さない道を探すのがマム」", "384000921_28": "「マムの愛は今もわたしたちを護ってくれている」", "384000921_29": "「迷った時、苦しんだ時、そっと背中を押してくれるデス」", "384000921_30": "「マムの愛を胸に、わたしたちはこの想いに準じる」", "384000921_31": "「この歌は……この力は……ッ!?」", "384000921_32": "「そして、大切なもののためにもがき、苦しむ誰かを、\\n わたしたちの決意と愛で、救ってみせる――ッ!」" }