{ "372000131_0": "「待――ッ!」", "372000131_1": "「きゃあああぁぁぁッ!」", "372000131_2": "「え……あ……」", "372000131_3": "「大丈夫かい、嬢ちゃん」", "372000131_4": "「お、おいッ! 大丈夫かッ!?」", "372000131_5": "「パパぁ……」", "372000131_6": "「間一髪でしたね」", "372000131_7": "「あ、ありがとうッ!\\n ――ありがとうございますッ!」", "372000131_8": "「あーあー、礼なんていいから。\\n 早く娘を連れて、この場を離れなよ」", "372000131_9": "「クソ、奴らめ。また現れたかッ!」", "372000131_10": "「……ッ!\\n じゃああれが、例の3人組……」", "372000131_11": "「私語厳禁だと言ってるだろうッ!\\n 斉射開始だッ!」", "372000131_12": "「…………」", "372000131_13": "(あの者たちがいなければ、\\n きっと、今頃……)", "372000131_14": "「――さんッ! 翼さんッ!」", "372000131_15": "「……ッ! すまない」", "372000131_16": "「よく分からないけど、アルカ・ノイズと\\n 戦ってくれるなら好都合だと思います」", "372000131_17": "「わたしたちも加勢しましょうッ!」", "372000131_18": "「待てッ! 本部、聞こえますかッ!?", "372000131_19": " 現在、我々の前に不明勢力が――」", "372000131_20": "「応答がない……?」", "372000131_21": "「……ダメ、こっちもです」", "372000131_22": "「電波障害……なるほど、足がつかないわけだ」", "372000131_23": "「恐らくあの3人が、付近一帯の計器類や電波を\\n 狂わせているのだろう」", "372000131_24": "「では……本部はあの人たちを確認できないんでしょうか?\\n 画像にも残らない……?」", "372000131_25": "「そうだろうな。\\n 逃げられる前に、せめて正体を暴ければいいが……」", "372000131_26": "「だったら、わたしが行きます」", "372000131_27": "「月読……?」", "372000131_28": "「大丈夫、危ないことはしません。\\n 2人はアルカ・ノイズをよろしくお願いします」", "372000131_29": "「……承知した。行くぞ、小日向ッ!」", "372000131_30": "「はいッ!\\n わたしたちの街を護りましょうッ!」" }