{
"366001111_0": "小宇宙よその胸にッ!",
"366001111_1": "「……何をやっているんだ、立花たちは」",
"366001111_2": "「……フォニックゲインとは違う、\\n 別の力を引き出してるんですって」",
"366001111_3": "「この間、遺跡で消えた時に、身に付けたらしいデスよ」",
"366001111_4": "「3分間くらいだったよね……」",
"366001111_5": "「3分で身に付けた力だなんて、\\n カップラーメンもビックリデス」",
"366001111_6": "「……まあ、聞かせてもらった話も\\n だいぶ荒唐無稽なものだったしな」",
"366001111_7": "「2人には悪いけど、ちょっと信じられないわよね。\\n 女神さまにお礼を言われたとか……」",
"366001111_8": "「でも、向こうでの戦いの話は\\n 手に汗握るものだったデスよッ!」",
"366001111_9": "「うん、とても作り話とは思えない」",
"366001111_10": "「まあ、2人して嘘をつく意味もないだろうけど、\\n あの様子だもんね……」",
"366001111_11": "「燃え上がれッ! わたしの小宇宙――ッ!!\\n ……どう、クリスちゃん?」",
"366001111_12": "「いや、全く全然、完っ璧に、何も感じねー……。\\n なんだったんだろうな、あれは……」",
"366001111_13": "「それなら青銅聖闘士ギアを――むむむッ!」",
"366001111_14": "「いや、それも試したけど無理だったろ」",
"366001111_15": "「とほほ……。流星拳も全然だし、小宇宙も感じないし、\\n 本当、どうしちゃったんだろう……」",
"366001111_16": "「青銅聖闘士ギアの時は、それこそ音速とかで動けてたんだよな。\\n あたしたちも」",
"366001111_17": "「黄金聖衣の時なんて、光速だよ?」",
"366001111_18": "「……やっぱり夢だったのかもな。\\n たまたま同じ夢を見てたとか」",
"366001111_19": "「でも……小宇宙はあるよッ!\\n いまは使えないとしてもッ!」",
"366001111_20": "「何を根拠に……」",
"366001111_21": "「根拠は無くても、感じるんだ。\\n わたしの中には、宇宙が広がってるってッ!」",
"366001111_22": "「……。\\n ま、そうだな」",
"366001111_23": "「うんッ! それが必要になったその時、\\n きっとまた熱く燃え上がる。わたしはそう信じてるッ!」"
}