{ "366000221_0": "(薄暗いな……)", "366000221_1": "「――そこにいるのは誰だ!」", "366000221_2": "「――ッ!」", "366000221_3": "「ここはぼくが!\\n ――ネビュラチェーン!」", "366000221_4": "「なッ!?\\n 鎖が迫って――ッ!?」", "366000221_5": "「その身のこなし、そして見たことの無い聖衣、\\n おまえが、女神の言っていた邪悪な小宇宙の主か……!」", "366000221_6": "「はあッ!?」", "366000221_7": "「――ならば受けよ、このドラゴン最大の奥義を!」", "366000221_8": "「おいッ!\\n ちょっと待てって――ッ!」", "366000221_9": "「廬山――」", "366000221_10": "「――待って、紫龍!」", "366000221_11": "「瞬……なぜ止める?」", "366000221_12": "「その人に敵意が無いみたいだったから……」", "366000221_13": "「こっちの話が通じるだけ、\\n さっきのヤツとは違う手合いだってのはわかった」", "366000221_14": "「その、\\n 聖衣やら小宇宙やらってのはさっぱりだけど――」", "366000221_15": "「いきなり攻撃されなきゃいけないような\\n 心当たりがないことは確かだ」", "366000221_16": "「すみません。\\n さっきまで正体不明の敵に襲撃され続けていたので……」", "366000221_17": "「ぼくは瞬。\\n よければ名前を聞いてもいいですか?」", "366000221_18": "「雪音クリス。\\n ちゃんと言葉が通じそうでよかったよ」", "366000221_19": "「敵意を向けてすまなかった。\\n オレの名は紫龍、龍星座の青銅聖闘士だ」", "366000221_20": "「ぼくはアンドロメダ星座の青銅聖闘士です」", "366000221_21": "「あと2人の仲間とここに来たはずなんだけど、\\n はぐれてしまって……」", "366000221_22": "「待て待て、青銅聖闘士? またよく分からない単語だな……。\\n おかげで全然話が入ってこないんだが――」", "366000221_23": "「これは――、\\n ぼくのチェーンが警戒してる!」", "366000221_24": "「今度こそヤツらか!」", "366000221_25": "「こいつら、また――ッ!」", "366000221_26": "「こっちはぼくが!\\n 紫龍は反対側をお願い!」", "366000221_27": "「ああ、任せろ!」", "366000221_28": "「クリスといったな。おまえは下がっていろ。\\n 聖闘士でないなら、ヤツらの相手は危険だ!」", "366000221_29": "「いや、あたしも戦う。\\n ――護られるのは性分じゃないからなッ!」" }