{ "365000822_0": "「今だ! 行け、星矢!\\n ――黄金聖衣のもとへ!」", "365000822_1": "「――ああ、行ってくる!」", "365000822_2": "「させぬと言っておるのだ!」", "365000822_3": "「おおおおおお――ッ!」", "365000822_4": "「まだこんな力が!?\\n ええい、邪魔をするな!」", "365000822_5": "「ぐうううう――ッ!?」", "365000822_6": "「――落ちろ、ペガサス!」", "365000822_7": "「させん!\\n ――鳳翼天翔!」", "365000822_8": "「――鬱陶しい!」", "365000822_9": "「く――!?」", "365000822_10": "「貴様らの希望など、この手で砕いて――!?」", "365000822_11": "「そいつはあたしが許さねえッ!」", "365000822_12": "「こんなもので――オレを止められるものか!」", "365000822_13": "「うぐッ!? く……ッ!」", "365000822_14": "「ペガサスは、既に黄金聖衣の傍まで――。\\n ならば!」", "365000822_15": "「たどり着く前に消し炭にしてくれる!", "365000822_16": " ギャラクシアンエクスプロージョン!!」", "365000822_17": "「先ほどまでよりもさらに大きく……なんて威力だ!\\n だが――」", "365000822_18": "「星矢まで届かせはしない!」", "365000822_19": "「うん!\\n ぼくたちが、盾になってでも……!」", "365000822_20": "「ぐうあああああ――!?」", "365000822_21": "「そんな……!」", "365000822_22": "「オレたち3人でも、止め切れないというのか……!?」", "365000822_23": "「ウワハハハ!\\n まだまだだ! そのままペガサスまで呑み込んでくれる!」", "365000822_24": "「うわああああ――!!」", "365000822_25": "「惜しかったな……。\\n しかし、そのダメージでは、もはや黄金聖衣は纏えまい」", "365000822_26": "「く……力が……入らない……!」", "365000822_27": "「ペガサスは墜ちた。\\n 残りの青銅聖闘士や装者とやらも半死半生……」", "365000822_28": "「黄金聖衣も、纏う者がいなければただの飾りにすぎん。\\n ククク……残念だったな、アイオロス!」", "365000822_29": "「――ん?」", "365000822_30": "「まだだ……まだ、\\n わたしは立ち上がれる……ッ!」", "365000822_31": "「当たり所が良かったか?\\n 虫ケラの割にはよく足掻くな」", "365000822_32": "「だが、己の聖衣も持たないまがい物の小宇宙では、\\n 何も――」", "365000822_33": "「わたしは、みんなを護る……。\\n この胸に胸の歌が……そして小宇宙がある限りッ!」", "365000822_34": "「な!? この小宇宙は!?\\n なぜ、聖闘士でもないこんな小娘から……」" }