{ "364000312_0": "「ちィッ! 竜姫め……、\\n ことごとくウチらの邪魔をしてくれるゼ……ッ!」", "364000312_1": "「もう誰の命も奪わせたりしないッ!」", "364000312_2": "「それが、あたしたちの誓いッ!\\n あんたたちのような悪を許すもんか……ッ!」", "364000312_3": "「――わたくしめらだって、好きでこんなことを\\n しているわけではないのであります……」", "364000312_4": "(え……? いま……)", "364000312_5": "「洒落臭いわッ!!」", "364000312_6": "「くぅ、スレスレ……」", "364000312_7": "「怪物になるということが、\\n どういうことかも知らないくせにッ!」", "364000312_8": "「……?」", "364000312_9": "「あなたはあの時、わたしたちを『怪物』と呼んだ」", "364000312_10": "「ええその通りッ!」", "364000312_11": "「怪物とは、怪物として生まれてくるのではなく、誰かから\\n 怪物としての役割を与えられて怪物と成るのだからッ!」", "364000312_12": "「わたくしめらは、その役割に準じているのであります」", "364000312_13": "「だからこそ、やらなくちゃいけない……。\\n これはウチらにしかできない使命なんだゼ……ッ!」", "364000312_14": "「人を殺すことが、使命……?\\n 何を言って……」" }